今回は今年の春に車検だった嫁号のフリード(GB3)のクーラント交換を行いました。
新車時にはスーパーロングライフクーラントが入ってて10万キロは交換は不要なんですが、2年前に普通のクーラントで交換したんで2年経ちまたまた普通のクーラントに交換します。
希釈するタイプを使用するんで希釈の方法等詳しく紹介してるんでご覧下さい。
クーラント交換の必要性
ここでクーラントとは何?って部分を簡単に説明します。
エンジンはガソリンを燃やして熱を持ちそれを冷却するのがクーラントです。
クーラントの役割は 冷却 防錆 凍結防止 消泡 が主な役割ですが、冷却だけなら水でも出来ますがサビの発生が問題となり冬には凍結して配管等破壊します。
あと消泡作用は高温になって沸騰しかけると泡が発生しますが、冷却水が泡だらけになると冷却性能が落ち冷却できなくなります。
なのでクーラント液なる物が必要になります。
GB3フリードのクーラントの抜き方
ますはリザーバータンク内のクーラントが減ってないか確認します。
リザーバータンクは水温が上がると膨張したクーラントがラジエターからリザーバータンクに流れ水位が上がり、水温が下がると反対にラジエター内に戻るんで、当日エンジン掛ける前に見てリザーバータンクのマックスレベルにあれば正常です。
画像はフリードのリザーバータンクで2カ所出っ張ったライン(アッパーレベル)の上側より上に水位があるんで正常です。
この状態で水位が下の出っ張ったライン(ロワーレベル)とかならクーラントが減ってることが予想されるんで、漏れが無いか等確認が必要です。
2年前に交換した記事も合わせて読んで頂くとより良く分かります↓
フリードはラジエター下から抜きます。
この白いのがドレンプラグです。
水温が高いときはラジエター上部のキャップを緩めるとクーラントが噴き出すこともあるんで、この下側のドレンから緩めてゆっくり抜きます。
ラジエターキャップ閉めたまま(緩めないで)抜くとリザーブタンクからも抜けます。
画像はもうロワレベルまでクーラントが抜けてます。
なんかココまでしか抜けないんで結局リザーブタンク外してラジエターキャップ緩めて抜きました。
こんな感じで何でも良いんでクーラント受けてます。
画像は抜けたクーラントを量ってますが、時間経ちすぎて幾ら抜けたか忘れました・・・
これも量ってる最中ですが・・・
とりあえず特にクーラントの汚れも無さそうなんでOKとします。
クーラントの入れ方
ここからはGB3フリードのクーラントの入れ方を説明します。
緩めてたドレンプラグも締めます。
ホンマはOリングとかも変えた方が良いが前回同様このまま使います。
クーラントチャージャーをセットしますが、無ければペットボトルにビニールテープ巻いて口径を合せたら使えます。
クーラントチャージャー使えばエア抜き作業とか簡単に出来、こぼすことも少なくなります。
個人的な意見ですがクーラントはピンクやグリンやブルーがあるので同じような色のクーラントチャージャー(例えば赤とか)は分かりにくいと思ってます。
このクーラントチャージャーは1番安いヤツですが機能的には大差ないんでコレで十分と思います。
後から何故この透明タイプを選んだかも教えます。
クーラントはコレ(近所のコメリで買った)使います。
希釈して使うタイプで50%とか30%とか自分で水と混ぜて使います。
世間一般ではそのまま(50%とかに希釈済み)で使用できるクーラントが多いですが、希釈タイプでもそのままタイプでもどっちでもOKです。
一応ジョッキもクーラント専用で用意してます。
尚クーラントは名前があってコレはロングライフクーラントで2年で交換タイプですが、スーパーロングライフクーラントって書いたあるヤツは4年に1度の交換で行けるヤツもあります。
フリードはクーラントの量が4.5Lでリザーブタンクは0.4Lなんでエンジン&ラジエターで4.1Lで冷却してるようです。
なのでクーラントの量は50%希釈なら約2L入れてあとは水で薄めればOKです。
私の場合30%希釈で使ってみようと思って4.1Lの30%で1.23L程ジョッキに入れて、あとは水で薄めエンジン内で水と混ざるハズです。
リザーブタンクも同じく0.4Lの30%以上の希釈率で作ってアッパーレベルより少し多めに入れました。
エア抜き作業
エンジン掛けて2分経過時の水温は61度で17時55分にエンジン掛けたことが分かります。
これはコムテックの古いミラー型GPSレーダーですが、こんなふうに水温計あれば分かりやすいですね。
アイドリングでは水温が上がるの遅いんでカメラ用一脚使ってアクセルペダル少し踏んだ状態にして2000回転位をキープして水温を上げます。
ラジエターのアッパーホースも手でモミモミしたらエアも抜けやすくなります。
今はまだ水温低いんでホースも温いですが、水温上がってくると持てないくらい熱くなります。
クーラントの原液入れて水を足したんでクーラントチャージャー内には水が見えます。
大体この位の水位まで水入れてます。
水位は常に気にして見ときます。
ヒーターホースにもクーラントが流れるようにヒーター作動させてエアコンはオフ、温度は最大なんで夏は地獄のような状態ですね。
水温が上がってくると水にクーラントの色が着いてきます。
うっすらとグリンになってきてます。
たまにこんな泡も出ますのでアッパーホースもモミモミします。
水温が80度も超えてサーモスタットが開きアッパーホースも熱くなり、クーラントチャージャー内の水もグリンの色が濃くなってきました。
こんな風に水から色が変わっていくのが見えるのが透明のクーラントチャージャの良いところです。
エンジン掛けて10分経過水温は90度です。
確かフリードは水温が95度になったらこの電動ファンが回ります。
電動ファンが回れば一気に水温が下がりますが、この電動ファンがもう2回回るまでやってエア抜きは終了です。
画像は2回目回って水温が下がっていく最中でエンジン始動から14分で出来ました。
冬ならもっと時間掛かりますので寒い時期より寒くない時期にやった方が早くて良いです。
クーラントチャージャーを外します。
クーラントチャージャーの専用ラジエターキャップを外したところです。
この様にクーラントチャージャーは大概の車に合う専用キャップが付いてます。
ラジエターキャップ閉めてリザーブタンクの量もアッパーより少し上でOKです。
備忘録
こんかいのGB3フリードのクーラント交換は2024年8月17日走行距離139954㌔で行いました。
クーラントの量が変化してないか次の日や数日後でも水温が低いときにラジエターキャップ開けて確認して、クーラントが減ってなければクーラント交換は完了です。
少しでも減ってればその都度クーラントを足して満タン状態にしておきます。
1度エンジン切って走行距離等見たときですがもう水温は83度まで下がってます。
コレが冬ならもっともっと一気に水温は下がります。
全ての作業が完了した時間ですが夏なんで外はまだ十分明るいですが、冬なら真っ暗な時間帯ですね。
まとめ
今回は2011年新車購入から乗り続け、今年から自動車税も値上がりしたフリードのクーラント交換を行いました。
前回は2年前の2022年3月に初めてクーラント交換を行い、今回2回目の交換となりました。
フリードは新車時にホンダの純正クーラント(スーパーロングライフ)が入っており11年間無効間で良かったのですが、2年前に使ったクーラントは2年交換タイプだったので今回交換となりました。
今回も2年交換の「スーパー」では無いロングライフクーラントを使って交換しました。
特に前回のと違いは前回は事前に薄めて入れましたが、今回はクーラント量から計算して原液を先に入れてから水で薄めてエンジン内部で計算した希釈律になるようにしたくらいです。
前回は3月でエア抜きの水温上げが時間が掛かりましたが、今回は真夏にやったんで水温も上がりが早く時間的には早くできました。
この水温上げてファンが2回回るまでにエア抜き作業が時間が掛かるので温かい時期がやっぱ良いなと思えました。
私オイル交換でもドレンパッキン変えない派なんでクーラントのドレンプラグのOリングも変えませんでしたが、気になる方は交換をお勧めします。
次回2年後も乗ってるはずなんで2年間安心して冬も乗れますね。
ではでは・・・
コメント