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破れたドライブシャフトブーツの交換方法【車検用整備】【MH34S】

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今月車検を受ける愛車ワゴンRですが先日ブレーキフルードの交換時にドライブシャフトブーツの破れを発見しました。

ドライブシャフトが破れてると車検も受かりませんので交換をします。

交換は分割式ドライブシャフトブーツを使ったんですが以前MH23Sでやった時とは違うメーカーのを使いました。

組み方や各メーカーの違い等も詳しく解説してるんでご覧下さい。

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破れたドライブシャフトブーツ

ドライブシャフトブーツは距離を走ると必ず破れて交換することになるパーツです。

以前と比べて材質も良くなり愛車ワゴンRでは135000㌔で破れました。

昔は100000㌔も持たなかった気がしますが、必ず破れます。

破れたまま放置してると内部に砂やゴミが入りジョイント部が摩耗して最悪ドライブシャフトごと交換となります。

ハンドル切って走ってカラカラと音が出るのはジョイント部が摩耗してるからと聞いたことがあります。

それでは現状を見ていきます。

左前輪のドライブシャフトブーツですが破れて内部のグリスが出てきてます。

たぶんまだパックリと切れてなかったので破れてからそこまで日数も経ってないと思います。

内部のグリスは走行時には遠心力で飛び散ります。

フェンダー内側もグリスが飛び散った跡があります。

ロアアームにもグリスが飛び散ってます。

ホイールにもグリスが飛び散って汚くなってます。

ここはちょっとだけ飛んだのかな?

フェンダー内側もロアアームもホイールもグリスが飛び散った跡は今回は灯油を使って綺麗に拭いておきます。

なんで灯油を使ったのかは灯油が余っていたからで別にパーツクリーナーでもOKです。

破れたドライブシャフトブーツを外す

破れたドライブシャフトブーツを外しますが、ブーツは内側も外側もステンレスバンドで留まってます。

画像は外側のバンドですが、まずは外側から外していきます。

バンドを固定してる観音開き風のカシメを起こします。

カシメで留まってたバンドを起こします。

黄色丸がカシメ位置で矢印の方向でバンド起こします。

これ記事書いてて気づきましたが、これ左前輪ですがカシメが走行中外れたらバンドが引っ掛かる方向にバンドがなってますが、合ってるの?

外品のバンドは外れても引っ掛からない方向に組むんだが・・・

バンドを内側に抜いて切ります。

大型のペンチで切りましたがニッパーでも切れるしね。

今度は内側のバンドを外しますが外側と違いバンドの一部を締める方に潰して固定するタイプのようです。

矢印の位置にバンドを端っこがあるんでマイナスドライバーを突っ込んで起こします。

こんな風に起こせばOKで切って外します。

ブーツを内側に抜く方向にずらして切って外します。

カッターやハサミやニッパーを駆使して切りましょう。

私はカッターは怖いんでハサミで切りました。

外れました!

汚れたグリスの拭き取り

今までブーツがあって見えなかった部分にはグリスがコテコテに塗ってあるんで拭き取ります。

この程度拭き取って完了とします。

パーツクリーナー等使う方もあるとは思いますがパックリーナーでやると結露もするし錆びても行けないんでこの辺でやめときます。

破れて放置期間が長いとゴミや石とかも入ってる場合もあるのでその時はパーツクリーナーで洗い流すのが良いかもです。

分割式ドライブシャフトブーツ

今回買った分割式は「スピージー」って会社の商品です。

以前やったMH23SワゴンRの時は日立の「ネオブーツ」って商品使いましたが、今回はスピージーのヤツ買ってみました。

このネオブーツかスピージーの2社が大概の人が使ってる分割式だと思います。

セット内容はブーツと組み付け剤とバンド大小とグリスと取説です。

分割のオスの方ですがカエリがあって外れにくい作りになってるようです。

分割のメスの部分ですがこのまま入れようとしても入りません。

なので組み付けの際にはこの平面の部分に液体の潤滑剤を塗るように付属してます。

取説の一部で組み付け剤「組み付け剤」塗って組むように書いてあり接着はしない仕様です。

尚以前使ったネオブーツは接着する仕様です。

ネオブーツを組んだ記事は↓

分割式ブーツの組み付け

ここからが実際に組み付けていきます。

付属のグリスをジョイント部に塗りつけます。

こんな感じでジョイント内側外側グリスを塗りつけます。

画像ではまだ少ないような気がしたんでもう少し塗っておきました。

付属のグリスは十分な量がありました。

元箱の一部を切り取ってグリス塗ったジョイント部に被せます。

ドライブシャフトを跨ぐようにセットしてジョイント部のグリスが付かないようにカバーするんですね。

ブーツをドライブシャフトに被せます。

この時向きに注意して外側に広い方が来るように合せます。

付属の組み付け材です。

塗ってる画像忘れてますが分割式ブーツのメス側の平面に塗ってオス側を入れて組みます。

何も塗ってないときは全くオス側が入らなかったが組み付け材塗ったら簡単に合わせれましたが、内側の方が合せにくい部分もありました。

この時ブーツの山側も谷側もシッカリ入ってることを確認します。

先ほどグリスが付かないようにカバーしてた厚紙を外しブーツを合せます。

その時ブーツが被る部分のグリスを拭き取って合せます。

大体合わせれました。

ドライブシャフトの内側も外側も溝とかあるんでしっくりくるポイントで合せるようにします。

外側用のバンドです。

画像中央の部分で組み合わせて矢印方向に曲げるように合せます。

バンドを先の尖った物で押しつけます。

カシメ部分を曲げて押しつけて固定します。

こんな感じで内側も外側もバンドで固定できました。

これにて破れたドライブシャフトブーツの修理は分割式ドライブシャフトブーツへの交換で完了しました。

スピージー&ネオブーツの違い&備忘録

分割式ドライブシャフトブーツを組むのも2回目となり2種類の分割式(スピージー&ネオブーツ)を使ってみての感想です。

「合わせ目の違い」

スピージーのブーツは継ぎ目に付属の潤滑剤塗って組む感じで「取れないのかな?」って思いながら組みました。

以前使ったネオブーツは付属の接着剤で継ぎ目を固定して高温の使い捨てカイロのようなもので10分ほど暖めて固定するタイプで、何となく固定方法もガッチリしてる感じに思えました。

「材質の違い」

スピージーはゴムっぽく、ネオブーツは多少樹脂っぽいゴムでネオブーツの方が耐久性がある感じがしました。

実際にネオブーツは50000㌔ほどは使用して何も問題はありませんでした。

「色の違い」

スピージーは黒でネオブーツはグリンで、スピージーの方が自然に感じます。

「部品点数の違い」

ネオブーツはバンド固定する位置にブーツの内側に巻くブラケットがあり、内側外側のブラケット分だけネオブーツの方が部品が多かった。

私が個人的に組んでみての思う耐久性はネオブーツの方が耐久性がありそうに思え、スピージーはつなぎ目が開きそうに感じました。

今回の分割式ドライブシャフトブーツの交換は2024年7月10日(水)に走行距離135880㌔にて交換しました。

まとめ

今回は車検用の整備で破れたドライブシャフトブーツを交換しました。

以前にも分割式は使ったこと(ネオブーツ)がありますが、今回はスピージーのヤツを使いました。

スピージーのつなぎ目の合せ方は潤滑剤を塗ってはめ込むスタイルで外れないか心配になった。

組む時間的には画像撮りながらでも1時間も掛からず、普通に組むだけならグリスの拭き取りも含めて30分以内と行った感じで組めそうでした。

あとは耐久性があってほしんもんだ。

ではでは・・・

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