メチャ暑い今年の夏ですが以前息子から「エアコンがあまり冷えん」と言われてまして、物は試しでMH23SワゴンRにエアコンガスを補充してみました。
少しは冷えるようになったかな?
車のエアコンガスは基本どんな車もやり方は同じなんで他車にお乗りの方も参考にご覧下さい。
エアコンガス補充用ホースとR134ガス
ワゴンRに限らず車のエアコンにガスを補充する場合はこのような物が必要です。
低圧側(L側)用ホースとR134のエアコンガスです。
もっと本格的で真空引きとかする場合はゲージが2個付いたマニホールドゲージとかもありますが、エアコンガスの補充だけならゲージが1個のこのホースで行けるみたいです。
ホースの各部を見て行きましょう。
こちらがガス缶を取り付ける側になります。
普通にねじ込んでガス缶を取付します。
ガス缶を取り付けてガスを入れる時になったら上部の蝶ネジを締めこむと中央部分から針が出てガス缶に穴を開けて使える状態にします。
車両のエアコン低圧側に取り付ける部分ですがエア工具を使う方は解りますがワンタッチカプラーになってます。
指で引っ込めて車両側に差し込み指を離せばロックが掛かり取り付けれます。
上部の蝶ネジを緩めた状態でエアコンガス缶を取り付けて準備完了です。
くれぐれも蝶ネジを締めこんだ状態でガス缶は取付しないようにして下さい。
やった場合はガスが抜けて(大気解放)買ったガスが無駄になります。
先に吹き出し口温度を調べる
エンジン掛けてエアコンオン、内気循環にする、温度最低にして風量は最大でアイドリング状態で測りました。
窓は開けて測ってます。
エアコン吹き出し口にダイソーで買った(400円)料理用の温度計を挿して測ってます。
17.1度になってますが温すぎへんか?
ちなみにオッティは同じ状態で8~9度で走ってる時は5度くらいでした。
今回はアイドリングで17.1度を基本に考えます。
エアコンガス補充
MH23SワゴンRはバンパー裏に低圧側ポートがあります。
画像中央の丸いのが低圧側ポートです。
ストロボで光って見えませんがカバーにLのマークがあるんで誰でも判ります。
Lのマークのカバーはねじ込み式なんで緩めて外したらエアバルブみたいな形状の低圧側バルブが見えました。
エンジン停止状態で家庭用コンプレッサーにホース挿す時の要領で低圧側バルブにホースを取り付けます。
尚、ガスはすでに反対側についてますが蝶ネジを緩めた状態なんでガスは出てません。
低圧側にホース取り付けたらゲージは赤の方まで振れました。
ここで画像は無いがエアコン内は真空でこのブルーのホース内は空気が入ってるんでホース内の空気を抜きます。
やり方は取り付けたガス缶を少し緩めたら「プシュ」っと音がして空気が抜けるんですぐにガス缶を締めこんで元に戻します。
これは車両側のエアコンガス圧に押されてホース内の空気が抜けます。
この作業の事を「パージ」と言うそうです。
これでホース内もエアコン配管内と同じようにガスが充満した状態になりました。
現状エンジンはまだ掛かってませんがホースがベルト等に巻き込まないように取り回しを確認します。
ちなみにホースでよくあるのが40センチとかですが、これは60センチで少し長く汎用性は高いです。
ここでエンジン始動してエアコンは温度測った時と同じように
エアコンオン、内気循環、風量最大、温度最低、窓全開にします。
ここで初めて蝶ネジを一杯まで締めてガス缶に穴開け完了
穴が開いたんで蝶ネジを緩めたら「シュー」と音がしだしエアコン内にガスが入って行きます。
ガスは液体から気体に変わり気化熱でガス缶が氷のように冷たくなるんで少し缶を振りながら入れて行きます。
例えて言うなら冬にカセットコンロを使うとガス缶が冷たくなりますよね、それと同じ現象です。
この時エアコンガス缶は寝かさず出来るだけ立てた状気にして気化したガスを入れていきます。
エアコンガス寝かしたり逆さにすると液体のままガスが入っていく感じになり故障の原因になるようです。
エアコンガスを補充中のゲージですがブルーの間ならガス補充は必要ないとの事ですが
ガス缶1本(200g)補充しても針の位置は同じでした。
MH23SワゴンRはエアコンガス容量は320g±30gです。
このゲージの見方はブルーは正常で黄色は少し入れ過ぎで赤は完全に入れ過ぎらしいです。
黄色まで行ってないんで入れ過ぎにはなってないはずですが
このゲージが正確かは不明です。
ガス缶が超冷えた状態から普通の温度(常温)になってきたんでそろそろ補充が完了です。
エンジンを停止し低圧側ポートに付いてるチャージホースを外します。
チャージホースはワンタッチカプラなんでカプラ外側を指で引っ張りながら抜きます。
これでひとまず完成です。
吹き出し口温度を測る
ガス補充が終わり吹き出し口温度を測ります。
エアコンオン、風量全開、温度最低、内気循環、窓全開で少し経ってから測りました。
16.2度????
1度しか下がってへんやん!
しかし走ってみたわけでは無いんで・・・
後日息子にインプレ聞いたら
「よ~冷えるようになった」らしい
息子は更におばあちゃんも「いつもより冷えるようになった」と言ってたらしい
効果はあったようだった・・・
まとめ
息子から「エアコンの効きが悪い気がする」と言われてて、MH23SワゴンRスティングレーのエアコンガス補充を行いました。
R134エアコンガス缶と補充用ゲージ付きホースを購入しました。
少しだけ気を付けるポイントはあるが簡単な作業です。
注意点はゲージを見て赤や黄色の部分までゲージが触れたら入れ過ぎみたいだから止める事!
ガスを入れる前にホース内に空気が入るんでパージをしてシッカリ空気を抜くこと!
あと作業前と作業後にエアコン吹き出し口の温度を測っておくと変化が解りやすいです。
これで残暑も乗り切れるかな?
ではでは・・・
コメント
良い勉強になりました。今年も昨年通りGSで4,000円払い、ガス一本入れた次第でした。修理費用を考えると毎年ガス一本入れた方が安上がり!なんせ何時廃車してもおかしくない私の愛車なんです。来年車が生きていたら教わった方法を活用させて頂きます。
ヨシーさん
こめんとありがとうございます。
やっぱこの時期エアコンの記事がよく読まれてますね。
ホンマはガスの量が分かる機械に繋いで規定量を入れる方が良いでしょうけど、多分結構お値段が・・・
GSとかでも私のやってる様な作業だと思いますのでこの記事の通りで良いと思ってます。
軽自動車などは300gとかの規定量と思いますが、ガス缶半分とか1本入れたら量的にはオーバーしてると思いますが、壊れないのでこのまま続けてます。
多少機材は要りますが家に2台とか車があればペイできると思います。
また役に立つ記事等あればご覧下さい。
ありがとうございました。
ありがとうございます!
わかりやすい写真付きの解説で
女性であまり知識のない私でも
簡単・安全・安心して←(コチラを拝見するまで少し怖かったです)
作業をする事が出来ました!
エアコンの効きが良くなり今年も厳しくなりそうな残暑も快適に過ごせます、
ありがとうございました‼︎
ひなみさん
コメントありがとうございます。
この記事がお役に立ったなら喜ばしいことです。
何時も記事書いてて誰かの役に立てば良いなと思って書いてます。
私も色々記事見ますが「ここが見たいんやん」とか「ここを詳しく」とか感じてます。
なのでその辺を気にして書いてます。
改めて役になって光栄です。
また役に立つ記事あればご覧下さい。
ありがとうございました。
私にワゴンRもガスが抜けて、毎年GSでガス補充していました。素晴らしいお知恵を拝借させて頂きます、ありがとうございます!
ヨシムラさん
コメントありがとうございます。
この記事がヨシムラさんのお役に立てたなら書いた甲斐がありました。
世の中色んな事がネットで調べれますが、結構肝心なポイントが画像が無かったりする事があります。
「困ってる方や」「やってみよう」と思った方のために分かりやすくを心がけて書いてるんで、また気になる記事があれば見てみて下さい。
ありがとうございました。
涼しくなってきました、エアコン使う機会もないようです。来年春先にガス注入エアコン使用が始まります。その時は教科書代わりにこのページを開く事と思います、開けないことが無いように宜しくお願いしますよ!
ヨシムラさん
コメントありがとうございます。
つい最近まで(9月)「暑いなぁ~」って言ってたことが嘘のように涼しくなりましたね。
このサイトを閉鎖することはないので必要になればいつでも覗いて下さい。
ではでは・・・
暑くなってきました!
そろそろガス入れようかな!
t.yさん
コメントありがとうございます。
冷えないならガス注入は結構効果的なんでやってみることをお勧めします・
ではでは・・・