PR

電圧が極端に下がったバッテリーの復活方法

記事内に広告が含まれています。

車のバッテリーの話ですが、経年変化で性能が落ちて電圧が維持できなくなったバッテリーをよく「死んだ」なんて言いますが、そんなバッテリーの復活方法を教えます。

あくまで3年以内くらいの新しめのバッテリーに行って下さい。

5年も使って上がったバッテリーには意味が無いかも知れませんがその辺も合せてご覧下さい。

スポンサーリンク

今回のバッテリーの話

今回は上がったバッテリーでも使えるようになるのか検証します。

しかし検証は出来てませんが5年とか使って上がってしまったバッテリーは使えない方法だと思います。

どんなバッテリーでも自然放電しますが、その度合いが酷くなると今は走ってても次回エンジン掛ける際に自然放電が進み電圧の維持が出来ずセルが回りません。

バッテリー充電器には「サルフェーション除去」とか書いてありいかにも古いバッテリーでも復活しそうに書いてありますが現実には無理な事も多そうです。

この実験は最近エブリィのバッテリーを交換した際に取り外したバッテリーで検証します。

パナソニックCAOSバッテリーの製造年月日と使った日数

カオスバッテリー

端子がこっち向きで撮ったんでバッテリーが逆さまですが、カオスバッテリーには製造年月日が記載されてます。

顔図バッテリーの製造年月日を見る

ここの数字ですが、111217Bとなってますがこれが製造年月日の記載です。

外国のような書き方で11日、12月、17年を意味してます。

日本風に書くと2017年12月11日製造となります。

エブリィは2017年12月にバッテリーを交換してもあまり乗らず、2019年2月以降現在まで1年程の期間放置車になりました。

バッテリーは充放電を繰り返し劣化して行きますが1年3ヶ月ほどエブリィにはこのバッテリーを載せていて乗った回数(1週間に1度程チョイノリ)から考えても程度が良い上がったバッテリーと考えられます。

2020年2月にこのバッテリーを車載状態で見たときはキーをオンにしてもメーターのランプも付かないほど電圧が落ちてました。

バッテリーの復活のさせ方

まず誰でも思いつくのは「充電器で充電すればイイじゃん」って考えると思います。

しかし電圧の落ちすぎたバッテリーは充電器がバッテリーだと判断してくれず充電も出来ません。

上がって直ぐのバッテリーなら10Vとかはあるんで充電器で充電が出来ますが、電圧が落ちすぎたバッテリーは充電できません。

ならば強制的に充電するんです。

以下はパナソニックに直接聞いた話なんで信憑性は抜群にある話になります。

パナソニックの回答

「上がったバッテリーで電圧が低すぎる状態でもバッテリーが新しい場合は車にバッテリーを積んで強制的に充電させます。
2時間ほど走りバッテリーを車から降ろし充電器に繋ぎます。
満充電後24時間待って電圧を測り12.5V以上あればそのバッテリーはまだ使える可能性は高いです。」

これを今回やってみましょう。

上がったバッテリーの復活作戦

それでは上がったバッテリーの復活大作戦を行います。

上がったバッテリーを積む

ここからは余りお勧めできない方法ですが安全が確保できれば有効な手段です。

普通はバッテリーはエンジンルームにありますので元気な状態のバッテリーを1度下ろしてから、上がったバッテリーを1度積んでブースターケーブルで他車から下ろした元気な状態のバッテリーから電気を貰いエンジンを掛けて走ります。

これはかなり面倒ですね。

トランクや車内にバッテリーがあればブースターケーブルで上がったバッテリーを繋いで走れます。

でもなかなかそんな車も無いし・・・ってありました。

エブリーが車内にバッテリーがある貴重な車です。

それではやってみます。

エブリィの車内で上がったバッテリーをブースターケーブルで繋ぐ

バッテリーの場所はエブリィのバックドアを開けて荷室のマットをめくりバッテリーのカバーを外します。

詳しくは↓の記事をみて。

上がったバッテリーは車内で後席付近に置いてブースターケーブルで繋ぎます。

何とも珍しい1台の車に2個のバッテリーを並列に繋いだ車となりました。

スライドドア側からの光景

スライドドア側から見たらこんな光景になります。

実際にはリアシートを起こしリアシートの足下に上がったバッテリーを載せて走ります。

ここからが大切な画像が抜けてますが1時間ほど走ってブースターケーブルを外し車から降ろして計った電圧は11.52Vでした。

ここまで電圧も復活したら充電器も使えますね。

検証できてないもう1個の方法

あと安全性に問題がありますがエンジンが掛かってる車にエンジン掛かったままバッテリーを上がったヤツと交換して走って強制的に充電します。

生きてるバッテリーを外す際には車側+線と-線をシッカリ絶縁して安全を保ちバッテリーを外します。

エンジンが掛かってればオルタネーターで電気を起こし走ってるんでシッカリ充電してくれます。

更に検証できてない方法

元気なバッテリーと完全放電したバッテリーと並列でブースターケーブルで繋ぎ充電する方法。

並列が分からない方にはお勧めできませんが電圧のあるバッテリーを充電するので充電できると思います。             

充電器で充電する

充電器で充電する

電圧がある程度復活したんで兄から借りた充電器で充電します。

この充電器は充電電圧を調整でき2A,6A,10A・・・と色々調整できますが、このバッテリーは60B-19Lなんで2Aで充電します。

充電は1日くらいほっとけば出来てます。

充電できたバッテリーは13.5Vとかになってますが電圧は徐々に降下します。

数日間の経過観察

満充電後翌日の電圧13.04V、復活完了

充電終了時は13.5V以上あった電圧が次の日は13V位になってます。

この画像は充電終了後3日ほど経ってますが13.04Vあるんでこのバッテリーは復活したと言ってもイイでしょう。

パナソニックが言ったように次の日に12.5V以下ならそのバッテリーは完全に死んでるんで廃棄しましょう。

急にバッテリーが上がった場合の対応の仕方

ここでは普通に車使っていてバッテリーが上がった場合の対応について書いて行きます。


バッテリーが上がってしまった場合は、以下の対処方法を試してみてください。

  1. 車を安全な場所に停める
  2. ヘッドライトやオーディオなどの電装品を切る
  3. 他の車からジャンピングスタートをする
  4. バッテリーを充電する
  5. バッテリーを交換する

ジャンピングスタートやバッテリーの充電ができない場合は、ロードサービスや整備工場に連絡してください。

バッテリーが上がってしまう原因は、以下のようなものがあります。

  • ヘッドライトやオーディオなどの電装品を長時間使用した
  • エンジンをかけたまま車を放置した
  • バッテリーが古くなった
  • バッテリーが劣化した
  • バッテリーに不具合が起きた

バッテリー上がりを防ぐためには、以下のことに注意してください。

  • ヘッドライトやオーディオなどの電装品を長時間使用しないようにする
  • エンジンをかけたまま車を放置しないようにする
  • バッテリーの寿命は3〜5年程度なので、定期的に交換する
  • バッテリーの点検を定期的に行う

バッテリーが上がってしまった場合は、焦らずに対処してください。

バッテリー上がりは急に訪れる事があるんで急な場合は業者に頼みましょう。

まとめ

今回は上がったバッテリーを復活させました。

しかし5年とか使って上がったバッテリーに有効なのかは分かりません。

又機会があれば検証してみたいなぁ~・・・

あくまで新しめのバッテリーが上がって完全放電に近くなったバッテリーの復活のさせ方です。

バッテリーも資源なんでゴミを出さないためにも大事に長く使いたいですもんね。

これを見て1人でも多くの人が1個でも多くのバッテリーが復活されられることを祈ってます。

ではでは・・・

コメント