今回は一眼買ったら誰でも背景ボケした画像を取りたくなりますが、ボケ方の変化を絞り優先モードでサンプル画像を見ながらワイド側、望遠側でそれぞれの変化を見て行きましょう。
EOS70Dの絞りとレンズについて
これがキット標準で付いてくるレンズなんですが広角18ミリから望遠135ミリまで行けて、その後の数字が絞りの数値になり左側の3.5が18ミリ時の最小の絞りで、右の5.6が135ミリ時の最小の絞りになります。
その後の「IS]はイメージスタビライザーと言って手振れ補正機能です。
最後の「STM]はステッピングモーターの略でレンズが電動で動く時のモーターの種類です。
最新のモーターは「USM]と言ってウルトラソニックモーターと言って更に静かで速く動くらしい(持って無い)です。
話は戻り
広角18ミリでは3.5~22までとか数値を変えられ、望遠側は5.6~36まで数値を変えれます。
絞りとは人間で言えば普通に目を開けてる時が3.5とかの状態で、眩しい時とか目を細めますがこれが22の状態になります。
絞りを3.5とかの小さな数値にする事を「開放」と言い多くの方が気にするのがこの「開放F値なんぼ?」「1.8」とか「1.2」とか聞いたりします。
絞りの数値を小さくすれば光を多く取り込み、絞りの数値を大きくすれば光が少なくなります。
数値が小さいほど背景がボケて、大きい程全体的にハッキリ見えてボケが無くなります。
一般的に「絞る」と言えば数値を大きくする事を例えます。
実際には後日やりますがシャッタースピードとの兼ね合いで絞れば光が少ないのでシャッタースピードが遅くなります。
シャッタースピードが一定なら絞れば絞るほど画像が暗くなります。
それではサンプル画像を撮って見ながら説明して行きます。
絞り優先モードの設定方法
モードダイヤルを「AV]に合わせ「絞り優先モード」にしましょう。
ダイヤルの真ん中のボタンを押さえながら回しますよ。
「絞り優先モード」は絞りだけを任意に変えれてシャッタースピードは勝手にカメラがやってくれるモードです。
絞り調節の方法
シャッター半押し状態になると液晶とファインダー内に絞りの数字が出ますが、その状態で右手人差し指でこのダイヤルを回し絞りの数字を変化させれます。
望遠側135mmで絞りの変化を比較
何時もの裏庭の木で撮影してます。
望遠側の最小の絞りf5.6ですが結構背景ボケてますね~この構図とレンズの組み合わせなら一番背景がボケた状態です。
絞りをf8にしてみましたがf5.6より少しだけ背景のボケが少なくなりました。
今度はf11ですが変化が解りやすくなってきました。
f18にして結構背景ハッキリしてきました。
これが望遠側では最大絞ってf36です。
望遠側はボケやすいと前回書きましたがこれがハッキリの限界でしょうか。
f5.6~f36までの変化ですが望遠側では結構絞らないと背景がハッキリしませんね。
広角側18ミリで絞りの変化を比較
今度は室内のレンズキャップと背景は裏庭の草ボーボーになります。
これが基準になりますが広角側でf3.5で最大に背景ボカしてみました。
f8まで絞ってみましたが結構背景ハッキリしてきてます。
f14まで絞りました。
f20です。
f22で広角側では最大に絞りました。
広角側では14から22まであまり変わりませんね(個人的主観)。
背景をハッキリさせたい集合写真等はf11とかで良さげな感じかな。
まとめ
広角側より望遠側の方が絞りを開放(数値を小さく)して背景ボカシには向いてる事がわかりました。
広角側で背景ハッキリさせたい時に絞ってもある一定の数値になれば変化は小さくf11くらいまでで良さそうです。
キット標準レンズはだいたいf3.5~5.6とかの開放値が多いですが、もっと高いレンズはf1.2とかf1.4とかf1.8とか数値が小さくもっと背景がボカせますがメチャ高いレンズ(買えない)になります。
次回は何を検証しようかな~
ではでは・・・
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