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黄色く曇ったヘッドライトを化学物質で綺麗にしてみた【GB3フリード】

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経年変化によってヘッドライトが黄色く曇ったり磨りガラスのようになったヘッドライトの車街中でよく見かけますが、我が家のフリード【GB3】も例外によらずヘッドライトが曇ってます。

今回はその曇ったヘッドライトを新車のようにピカピカに仕上げたいと思います。

毒性有りの化学物質を使うんで色々用意しないといけませんが、その辺も詳しく紹介したいと思います。

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現在のヘッドライトの曇りの状態

現状のフリードのヘッドライト左ですが少し黄色く曇ってます。

実際に目で見た方がもっと汚いですが画像では意外と綺麗に写るもんだ!

同じく右です。

コーティングが剥がれてきてるのかマダラになってますが分かりますか?

画像では意外と綺麗に見えますが肉眼ではもっと汚いです。

これが現状ですがこれが綺麗になるのかしら?

不安ですが頑張って綺麗にします。

ヘッドライトにペーパーを掛ける

まずは汚れや曇りを落とす為にペーパーを掛けます。

ヘッドライト以外の部分を削らないようにマスキングをしますが、こんな感じで囲うだけでOKです。

最初は600番の耐水ペーパーを用意します。

私の場合は基本水研ぎをしますのでバケツに水を汲んで水を掛けながらやるんでタオル等も用意します。

ペーパーで研ぐと最初黄色い汚れが出ます。

これが黄色くなる正体なんで黄色い研ぎ汁が出なくなるまでペーパーで研ぎます。

ペーパーで研ぐ時は水を含ませたタオルでヘッドライト上部から水を垂らしながら研いでいきます。

水研ぎは石がかんだりすると大きな傷が出来るんで気をつけて研ぎますが、石がかむと音的にはシャリシャリ研いでてもチャリみたいな感覚や音がするんで分かりますが、これは経験かも知れませんね。

怖がらず研ぎましょう。

600番で研ぎ終わりタオルで拭き取った状態ですが、こんな風に全体的に艶が無くなってればOKです。
研ぎが悪い部分はヘッドライトの艶が残ってるんで綺麗にタオルで拭き取れば分かりますよ。

600番のペーパーは塗装するなら600番のペーパー目(ペーパーの傷)は塗料で埋まりますが、今回はヘッドライトの表面処理系の加工になるんでもっと細かいペーパーで600番のペーパー目を消します。

用意するのは1000番の耐水ペーパーで水研ぎします。

1000番で研ぎ終わりました。

先ほどの600番で研ぎ終わったときと比べたら少しだけヘッドライトの中が見えやすくなってます。

ペーパー目が細かくなるほど艶が出るように中がよく見えるようになってきます。

更に細かいペーパーで磨きます。

今度は2000番のペーパーで1000番のペーパー目を削って消します。

同じく水研ぎです。

2000番で研ぎ終わりタオルで拭きました。

先ほどの1000番の時より傷が細かくなり曇りが消えたようにヘッドライトの中身もハッキリ見えてます。

ホンマは2000番より細かい3000番とかのペーパー更に傷を消したいが田舎の悲しさかホームセンターにはこれ以上細かいペーパーが売ってません!

仕方ないのでこれで研ぎは終了です。

今思ったが塗料屋さんに行けばあったのかな?

まだ片方しかペーパー掛け終わってませんが、この時点でも向かって右側のライトが白くなってるの分かります。

もう片方も同じようにペーパー掛けて削りを仕上げます。

道具の用意

今回用意する物ですが、蓋付きの瓶(蓋があればアルミ缶とかでもOK)、ビニールパイプ外径8ミリ、8ミリの鉄工用ドリルです。

ビニールパイプはホームセンターで30センチとか計り売り(100円以下)してます。

それでは加工します。

瓶の蓋に8ミリの穴を開けます。

ビニールパイプを瓶の蓋に通します。

こんな感じで瓶に蓋をしてビニールパイプは5センチほど入れたらOKです。

決して瓶の底までビニールパイプは入れませんよ。

次に用意するのはマスク(吸収缶付)、手袋、ジクロロメタン、900ミリアイスコーヒーのペットボトル切ったヤツ、ティッシュ1枚、ここには無いがマスキングテープです。

ここに写ってませんがティファールとかのポットも要ります。

ここで登場したジクロロメタンは発がん性のある液体で吸い込むと悪影響があるんで吸収缶の付いたマスクと手袋して扱います。

ビニールパイプの先にティッシュが少し出る(5ミリから1センチ)ように巻きます。

マスキングテープで留めます。

ジクロロメタンを瓶に移します。

瓶の底から1センチとか2センチまででOKです。

切ったペットボトルにお湯を入れます。

ジクロロメタンを入れた瓶をペットボトルに入れます。

ジクロロメタンは40度になると湯気が出ますが色が無いので出てるか分かり難く決して吸わない(発がん性物質)ようにします。

施工する

マスキングをペーパー当てるときよりもう少しだけ広く貼ります。

ビニールパイプの先っぽからジクロロメタンの湯気が出てるのでヘッドライト表面より1センチほど離して当てます。

一瞬でペーパー目が消えて新品の美しさに戻ります。

ヘッドライト表面を溶かしてる感じです。

湯気自体は色が無いのでヘッドライトに湯気が届かなくなったらお湯を足してジクロロメタンを暖めます。

ホンマは60度とか70度で保温できるようなポットがあれば瓶からの湯気が止らず出るのでより一層楽が出来ますが、結構お湯を足して施工しました。

出来上がりです。

左右とも完成です。

画像では綺麗に出来たように見えますが、結構問題も起こったので次に書きます。

施工時に気をつけること

文章にすると長いですが施工は簡単です。

途中湯気がヘッドライトに届かない気がしてパイプの先のティッシュを取りましたが、湯気がパイプ先に溜まりヘッドライト表面にポタッと落ちて跡が残ります。

私はもうしませんでしたが、残った跡は又ヘッドライトをペーパー当てれば消えてジクロロメタン吹き付ければ取れます。

ティッシュは絶対に取らないでお湯の温度を高く保つ様にしましょう。

1メートル離れれば分かりませんが、近くで見るとペーパーの2000番の目が分かり消えないので出来れば3000番のペーパーで仕上げた後にジクロロメタンの湯気を吹き付けた方が良いと感じました。

発がん性物質なんで有機溶剤用吸収缶付マスクで吸わないようにして手袋も着用する。

まとめ

今回は令和3年(2021年)9月4日に施工したGB3フリードのヘッドライトが黄色くなってくすんだのを綺麗に透明感が戻るように施工しました。

使う溶剤は「ジクロロメタン」で発がん性の化学物質で吸収缶付のマスクを使用して手袋も忘れずはめて行います。

傷が付くと困る位置はマスキングをして耐水ペーパーで600番で表面の汚れを落とし黄色い研ぎ汁が出なくなれば、1000番、2000番とペーパー目を細かくして行きます。

ジクロロメタンは40度で蒸発するんで瓶に液体を入れて瓶を外からお湯等で暖めれば湯気になって排出されます。

湯気をヘッドライトに当てれば表面が溶けて綺麗になるって訳です。

元々ジクロロメタンはアクリル板等の接着に使われる液体なんでヘッドライト表面を溶かして円滑にして綺麗になります。

取り扱いさえ気をつければ作業は簡単ですし綺麗になったヘッドライトはまるで車が5年ほど新しくなった感覚を覚えます。

ジクロロメタンさえ手に入れば後は家にある物やホームセンターで揃えることが出来るんでお手軽変身メンテナンスになると思います。

ではでは・・・

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