前回Tycka三脚TK103の開封から中身の確認、三脚の形になるまでを紹介しましたが、今回はその他の使い方を紹介します。
色んな形に変化する様や機能は使う使わないに関わらず見どころ満載です。
ご覧ください。
前回の記事は こちら
Tycka三脚TK103の雲台

TK103の雲台は自由雲台になります。
私今まではこのタイプは使った事無く3way雲台系のハンドルを持って合わせる的なヤツしか知りませんでした。
自由雲台は画像中央に見えるボールが自由に動き好きな場所で固定して使います。
アマゾン等で出てくるこの三脚とクリソツな(中華製)三脚は沢山ありますが自由雲台タイプはボール大きさが28ミリ径が多く見られます。
この雲台はボールが36ミリ径と28ミリ径と比べて3割弱大きなボールが使われててそれだけカメラを固定する保持力は高いと考えられます。
今まで使った事無いんで28ミリ径がダメで36ミリ径がOKなんて言ってませんが一般論でのお話です。

雲台にはいろんな回すダイヤルみたいなのが付いてて、この1番小さく低い位置にあるのが雲台をターンを固定するダイヤルになります。
緩めてフリーにしてもスルスルには回らずビデオ雲台のようなグニュ~って動く感じが残ります。
三脚固定で流し撮りなんかをする方はここを緩めてではなくボールをフリー状態にしての撮影になりますね。

同じく雲台の大きなダイヤルですが、この大きさのダイヤルが2個所ありもう1か所は目盛り付になるんで目盛りなしのダイヤルの説明です。
このダイヤルでボールを固定します。
保持力はかなりありカッチリ締めて使いますが緩めでもそれなりに動かないように固定出来ます。
それなりに大きなダイヤルなんで指で持っても滑らずですがもっと高級な三脚ならゴムとか巻いてあるんかな?

先ほどのダイヤルはボールの固定用でしたがこっちは目盛り付ダイヤルになります。
こちらのダイヤルは先ほどのダイヤルを緩めたらボールがコテンと寝てしまいますが、このダイヤルを効かせて(締めて)行くとボールがスルスルと動かなくなり抵抗がでていきなりコテンが防げます。
実際にカメラを載せている時にはアングル変える時にこの恩恵を受けれるんかな?
当然締めて行けば固定も出来ますが固定はあくまで目盛りなしダイヤルで行いこっちはボールがフリー状態での動きを抵抗を出してゆっくりにする狙いがあるようです。

雲台とカメラを固定する部分になりますが水準器も付いてます。

水準器と反対側にクイックリリースプレートを外すためのダイヤルがあり緩めると雲台側が広がりプレートが外せます。
カメラを載せる部分にも滑り止め&キズ防止のゴム製のマットが付いてます。

外れたプレートですがアルカスイス互換ってタイプになるんでしょうか?
私は初めてなんで解りません。

尚プレート側にはピンが出てて雲台側にはくぼみがあり多少の前後スライドは可能でスライドさせた時の落下防止にもなってます。
実際にカメラを固定してみる

愛機EOS70Dにクイックリリースプレートを取り付けます。
マイナスネジですが指で回して固定できるように半円形のリングが付いてます。

雲台にダイヤルを締めて固定しますがここまでスライドしたらストッパーに当たって落下防止(先程も書いた)になってます。

三脚を伸ばしエレベーターは下げたままでファインダーは152センチほどになります。
私の身長166センチなら目の高さピッタリになりました。
160センチの人は背伸びするか台を用意しましょう。って脚を縮めましょうが正解です。

エレベーターを上げた状態ではファインダーの高さは173センチになるんんで脚立1段目に上らないとファインダーは覗けませんね。
ライブビュー撮影出来れば問題無かな・・・
やっぱライブビューでもシッカリは見えんね

これがエレベーター伸ばした状態の全景です。
その他の使い方1脚仕様

三脚の脚の1本がスポンジ撒いてあり大体がこの足を前方に出してカメラを構えるとは思いますが、この脚にもロックナットが付いてます。

ロックナットを緩めると足が1本外せます。

三脚から雲台を緩めて外します。

このアルミのプレートネジは三脚に残したままで良いようです。

付属のボルトを1脚側に取り付けます。

こんな風に取り付けますがスパナも何にも付いてないんで手で締めて終わりです。

先程のボルトに雲台を締め込ます。

1脚の完成です。

1脚時の雲台までの高さは142センチほどになります。
ざっとですが1脚の紹介はこれで終わります。
その他の使い方ローアングル仕様その1

三脚中央のエレベーターの下の部分を外しますが、ここはフックも付いてて三脚を安定させる際に重しをぶら下げる事が出来るようになってます。

エレベーターを上に抜きます。

今度は三脚の下からエレベーターを差し込みフック部分を上部に取り付けます
これでエレベーターは落ちませんね。

下方向になった雲台にカメラを固定すればローアングル撮影が可能になります。

高さを測るの忘れてますがこんな方向にカメラを向ける事があるのだろうか・・・
その他の使い方ローアングル仕様その2

付属の短いパイプを使ったローアングル撮影です。

エレベーターのパイプを先ほどの要領で抜き取り短いパイプを三脚中央に入れます。

三脚の脚を一杯まで開いて固定し雲台を取付カメラを固定すればローアングルの完成です。

カメラのレンズの高さは30センチほどです。
これにて三脚の紹介は終わりです。
なぜこの三脚を選んだか&まとめ
今回の三脚は中華製のTyckaのTK103ってヤツですが、この手の製品は名の知れたメーカー製は2.5万~4万くらいが相場と思ってます。
この三脚は実売価格は1万前後で買えます。
今までの三脚がアルミ製で3.8キロあった事を思えばこの三脚も2キロくらいと結構荷物も軽く出来ます。
自由雲台も36ミリ径が大きいとは思いませんが、28ミリ径が大半を占めるこの価格帯の三脚にしては保持力も期待できるかな?って思います。
耐荷重は12キロとなってるんで立派な数字に感じました。
使うか使わないかはわからないが1脚に出来たりローアングルに出来たりギミックが面白い!
脚もこの価格帯の奴は25ミリが多いがこれは28ミリと重くなるが安定感も増すでしょう。
脚の段数も3段より4段の方が畳んだ時に短いですし、5段もあるが安定性に欠けると思うし実際50センチ無いんで短いと思います。
こんな感じでこの三脚に決めました。
皆さんの参考になれば幸いです。
ではでは・・・
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