今回は前回に引き続き車検に向けての整備になります。
今回もまだブレーキパッドは残ってますが次回の車検(あるのか?)までに減りそうなんで予防措置での交換です。
詳しく紹介してますのでご覧ください。
減ったブレーキパッド取外し
いきなりタイヤは外れてますがキャリパー下側の画像のメガネが掛かってる所のボルトを緩めます。
先程の画像は左のキャリパーでしたが今度は右側のキャリパーの画像になってる事を大人の事情でって事でご理解ください。
基本左右のキャリパーは同じ作業をするんで気にし過ぎないようにご覧くださいませ。
画像のようにキャリパー下側のボルトを抜きます。
尚、交換の作業は車検時にキャリパー等綺麗にするんで掃除や洗浄の作業は省いてます。
するとキャリパー上側を支点にしてキャリパーが持ち上がります。
こんな感じで針金等でスプリングから吊っておきます。
針金ハンガーを曲げて使うのが便利ですね。
たまたま付近に針金ハンガーが無かったので針金を使いました。
キャリパー外側に付いてるブレーキパッドは金具で引っかかってるような取付なんでマイナスドライバー等で少しこぜて(金具を広げる感じ)取り外します。
キャリパー内側のブレーキパッドはキャリパーサポートにハマってるだけなんで車両中央側に簡単に取り外しが出来ます。
これでブレーキパッドは外れました、先ほども書きましたが左右同じ要領で外せます。
新旧パッド比較
右側が減ったパッドで左が新品です。
形状が同じかどうかを確認しておきましょう。
新品パッドは左側ですが右側の減ったパッドは真ん中にある溝が無くなってます。
これでもまだ1万キロや2万キロは走れそう(たぶん)ですが次回車検(今現在13年落ちなのにあるのか?)までに3万キロは走るんで交換します。
ブレーキパッド組付け前の用意
パッド外側のシムの内側に耐熱系グリス塗ってシムを被せます。
シムとかグリスはブレーキのキーキー鳴いたりするのを防ぐ効果があるみたいですよ。
ブレーキパッドにウエアインジケーターの金具を取り付けます。
ウエアインジケーターとはブレーキパッドが使用限界まで減った際にブレーキローターに当たりキーキー金属音がしてブレーキパッドが減ってる事を運転者に知らせる金具です。
必ず取り付けましょう!
今回のパッドは一緒に入ってましたが、入って無いブレーキパッドの場合は減ったブレーキパッドからウエアインジケーターの金具を外し新品のブレーキパッドに取り付けましょう。
内側のパッドですがシムを取り付けて更にキャリパーに当たる部分にも耐熱系グリスを塗っときます。
ウエアインジケーターはこっちの画像の方が解りやすいかな?
パッド下側の銀色の金属です。
ピストンが当たる外側のブレーキパッドですが、シムが金具で固定されてるんでピストンが当たる部分だけ適当にですが耐熱グリスを塗っときましょう。
これでやっとパッドの準備が出来ました。
キャリパーのピストンを広げる
減ったブレーキパッドを押していたピストンはそのままでは分厚くなったブレーキパッドは入りません。
ピストンを押し戻し分厚い新品パッドが入るようにします。
ピストンを戻すSSTはコレです!
ホンマはもっと良いのも売ってるんですが自作です。
ホームセンターでボルト&ナットとかまぼこ板で製作費は300円以下でしょう!
早速こいつを使いピストンを戻します。
解りにくいがこんな風に使いボルトを締めて行けばピストンが引っ込みます。
その際の注意点を一つ!
ピストンが出ているって事はブレーキオイルで押されてピストンは出てるんで、ピストンを戻すとブレーキオイルは逆流してブレーキオイルのリザーバータンクに戻ります。
尚、軽自動車等の小さなキャリパーならウォーターポンププライヤーでも挟んで戻せますよ。
ピストンを戻す際にはエンジンルーム内のブレーキマスターのブレーキオイルが入ってるリザーバータンクの蓋を開けてブレーキオイルがあふれないようにスポイド等でブレーキオイルを抜きます。
ブレーキオイルは塗装を痛めますのでボディ等に付かないようにしましょう。
もし飛び散ったとかの場合は水で綺麗に素早く流せば大丈夫ですが細心の注意が必要です。
まぁピストンは一気に戻せないのでリザーバータンクを見ながらピストンを押し戻し、リザーバータンクからブレーキオイルがあふれそうならスポイドで吸い上げてもOKです。
いずれにせよブレーキオイルをこぼさない事が重要です。
ブレーキパッドを組み付ける
画像が少なくてアカンやん!
画像が無いんで詳しく文章で紹介しますが、ピストンを押し込んでブレーキパッドを外側はキャリパーに押し込んで、内側はキャリパーサポートに合わせて組みます。
ピストンは押し込んであるので吊っていた針金からキャリパーを外しキャリパーを元通りの位置に戻します。
最初に外したキャリパー下側のボルトを取り付けて締めます。
これでキャリパーの作業は終了です。
あとはブレーキペダルを踏んでしっかりとした踏み代が戻れば走れます。
くれぐれも一度もブレーキペダルを踏まずに走り出さないでください。
ブレーキの踏み代が無く奥まで踏めて怖い思いをしますよ。
必ず走り出す前にブレーキペダルを数回踏んで下さいね。
私の場合はタイヤを付ける前に必ず踏み代があるか確認します。
あっ、タイヤ付けて完成です。
まとめ
今回は車検も近いのと買ってあったという事でブレーキパッド交換をしました。
まだブレーキパッドは残り3ミリほどありましたが次回の車検は2年後(まだ乗ってるのか?、受けるのか?)には又3万キロ増えてるんで予防措置に交換しました。
難しい作業はピストンを戻すのが大変だったりする事がありますが、私のような自作ツールや市販のピストン戻しがあれば簡単です。
車検も近いので車検時にキャリパーの掃除はやってもらうんで清掃作業は今回は無しです。
皆さんもやってみて下さい!とか簡単に言えない場所ですが、キッチリとした手順でやれば大丈夫でしょう。
ではでは・・・
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