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オッティ(H91W)タイミングベルト交換(交換編)

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今回オッティのタイミングベルト交換は前回タイミングベルトが見えるところまで書きましたが、今回は実際の交換作業を書きます。

難しい作業は特にありませんが絶対に間違ってはならない場面とか出てきます。

その辺も多めに画像を撮ったんで画像を見てもらいながら詳しく紹介します。

それではご覧下さい。

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前回までの流れ

前回のブログでタイミングベルトカバーを外しタイミングベルトが見えたところまで書きました。

流れは↓を見てもらうとして

今回はオッティ(H91W)のタイミングベルトを外していく作業からスタートします。

画像も多めに撮ったんで詳しく紹介できると思います。

ご覧下さい。

タイミングベルトを外す

クランク角センサー外し

クランク角センサーとプレートを外す

タイミングベルトカバーを外してからクランク角センサーとクランク角プレートを外します。

センサーは10ミリボルト2本で外せて、センサーを取ればプレートは手前に抜けます。

プレートの位置とかは覚えておかなくても合うようにしか合わないんで大丈夫ですね。

カム、クランク、オイルポンプの位置合わせ

クランクを廻してマークを合わせる

クランクにクランクプーリーを止めてた17ミリボルトを取り付けクランクをラチェット等使って時計回りに廻します。

これはクランクやオイルポンプやカムの位置を指定の場所に合わせるためです。

クランクを廻すのはピストンが圧縮する位置は相当重たくなります。

合わせマークの位置

クランクを何回転させると左のクランクと右のオイルポンプに合う位置があり黄色丸2個はクランクの位置で赤丸2個はオイルポンプの位置になります。

あとカムも位置があってるんですが画像忘で後から出てきた画像で説明します。

カム、クランク、オイルポンプの位置が合わせたらOKですが、結構クランクをラチェットで廻すのが重くて何回転クランク廻したか分かりませんが時間の掛かる作業に感じました。

タイミングベルトテンショナー緩める

テンショナーを緩めタイミングベルトを外す

カム、クランク、オイルポンプの位置が合わせれば今度はタイミングベルトテンショナーを緩めます。

赤丸の所にバネが掛かっててマイナスドライバー等使いバネを外し、黄色丸のナットを緩めればテンショナーが画像左側に動かせタイミングベルトのテンションが抜けてタイミングベルトが外せます。

この時にカム、クランク、オイルポンプとプーリーとベルトに掛けて印を入れておきます。

画像はオイルポンププーリーからベルトに掛けて白のマジックで印を入れてるのが分かりますが、もう少し後の画像で改めて説明します。

外したベルトと新品ベルト

外せたタイミングベルトが右で新しいのが左です。

古いベルトは3箇所白い印が見えます。

同じ印を新しいベルトにも書きますが、ここは重要な作業で絶対にベルトの印を入れる場所を間違えたらダメです。

歯数を数えたりしながら絶対に間違えないようにします。

絶対ですよ!

ベルトを組む

新品ベルトを掛ける

タイミングベルトを掛ける

新しいベルトを掛けていきますが、画像はありませんが今回交換する新品テンショナーを先に付けておきます。

ベルトの白い印をカムプーリーに書いた白い印に合わせて掛けます(ピンク丸)。

このように洗濯バサミで挟めば動かないんでお勧めの方法です。

ベルトは買った物によっては回転方向の矢印がある場合は回転方向を合わせますが今回買ったベルトは矢印はありませんので大丈夫でした。

また、赤丸がバックプレートの合わせ印と黄色丸がカムプーリーの合わせ印で、タイミングベルト外す前にクランクとオイルポンプとカムの合わせマークになります。

ベルト付けたマークを合せて各プーリーに掛ける

カムプーリーは洗濯バサミで固定しましたが、オイルポンプとクランクは挟む部分が無いんでクランクのボルトを挟み込んでベルトの歯がずれないようにしましょう。

この状態ではまだテンショナー(新品に交換済み)はフリーでテンションは掛かってません。

クランクとオイルポンプに古いベルトから新しいベルトに書いた白い印を合せてベルトを掛けてます。

テンショナーのバネの掛け方

テンショナーのバネ

画像はテンショナーに掛けるバネで手前側がテンショナーで奥側がエンジン側に掛かります。

ここからは1度組み方失敗したんでやり直した時の画像を載せて説明します。

間違いはエンジン側のバネを掛ける位置が間違ってたって事です。

失敗はテンションが緩かったって事ですが、多少緩くてもテンションが掛かっていれば普通にエンジンも掛かり問題は起きませんでしたが、次の日に間違いに気づき組み直しました(情けない)。

たまたま歯飛びは起こりませんでしたが、加速時よりシフトダウンや強いエンブレ時に歯飛びが起こりやすくなると私は考えます。

エンジン側のピンにバネを掛ける

テンショナーのバネはエンジン側は赤丸のピンに掛けて

テンショナーにバネを掛ける

エンジン側のピンにバネを掛けるとテンショナー側のバネは黄色の曲がった線の位置になり、黄色の矢印の方向にかなり上げて赤丸のテンショナーの窪みに引っかけます。

掛かったバネ

狭い隙間で画像撮ったんでいまいちな画像ですが、赤丸の位置がテンショナーの窪みにバネが掛かった状態です。

黄色の線がうっすらとバネが見えてるが見えにくいね。

でもここに引っかけるの苦労しました。

やり方を説明します。

最初はウォーターポンププライヤーとかでつまんでやろうとしますが掛からず。

親指で下から押し上げますがもう少しで掛からず、しかし力持ちの方なら掛かるかもって思える位惜しかった方法でしたが私には無理でした。

爪が割れてもイイって思える勇気と根性が必要な方法でしょう。

小さめのラジオペンチがバネを掛けるのに役に立った

ここからが成功例ですが、小さめのラジオペンチを用意します。

かなり小さなヤツです。

このスペースに入りラジオペンチ

テンショナーと車体との隙間に入る大きさのラジオペンチです。

下からラジオペンチでバネをつまんで掛けました。

意外と簡単でした。

やっぱ道具だわ!

フックツールは役に立たなかった

こんなスプリングフックも用意しましたが出来なかった!

小さなラジオペンチが1番でしたが、私の場合完全に1人での作業だったので2人ですればもっと良い方法があったかもしれませんね。

例えばウォーターポンププライヤーでつまんで、もう1人にバネを押してもらうとかあったかもです。

2人でやることが出来る方は色々簡単になりますね。

画像が無いがバネがしっかりと掛かればテンショナーの中央のナットを緩めたらテンションが掛かりベルトも張ります。

その状態でテンショナー中央のナットを26nm位で締め込みテンショナーの調整は一応オートテンショナーなんで終わりです。

タイミングベルトの張りの確認

バルトテンションをカムプーリーを廻し合わせる

ベルトにテンションも掛かり今度はカムプーリーを時計回しに廻し赤丸の位置に合わせます。

赤丸の位置でベルトの張りの確認

カムプーリーを時計回りに廻して位置を合わせたら下から覗き赤いラインのベルトが赤矢印方向に1センチくらい指でつまんで動かせたら(かなり固い)OKみたいです。

先ほども書きましたがオートテンショナーなんでよほど間違いが無い限り大丈夫でしょう。

これでベルトの張りの確認は終わりです。

元通りに組み立てる

センサーとプレートを組む

クランクにクランク角センサー(黄色丸)とプレート(赤丸)を組みます。

プレートの位置とかは関係なく穴にクランクプーリーのポッチが出てるんで穴に合せて入れます。

センサーは10ミリボルト2本締めます。

ベルトカバーを付ける

タイミングベルトカバーを10ミリボルト7本で留めます。

黄色の線の所にセンサーの線があるんで挟まないように組みます。

印を入れ忘れてますがクランクの右上のボルトだけ長いんで気をつけましょう。

カバーを付ける

エンジン上部のカバーを12ミリボルト3本で留める。

ステーを付ける

アイドラプーリーのステーを12ミリボルト2本で留めます。

画像はアイドラプーリー組む前のステーですが、何度も書いてますがアイドラプーリー外す際はこのボルト2本だけでアイドラプーリーはステーごと外せるんでプーリーが付いたままのステーの状態で外しましょう。

この後画像は無いがアイドラプーリーを取り付けます。

アイドラプーリーは12ミリボルトで留めます。

レベルゲージのパイプを付ける

オイルレベルゲージが挿すパイプもここで取り付けます。

ゴミが入らないように養生テープで蓋をしてたんでテープをめくりパイプを挿し10ミリボルトで留めます。

ウォーターポンププーリーを付ける

ウォーターポンププーリーを10ミリボルト4本(赤丸)で留めます。

プーリーを手で持ってメガネで締め込みました。

パワステタンクを付ける

パワーステアリングフルードのタンクを12ミリボルト2本で留めます。

アースを付ける

あらら、タイミングベルトカバーにアースが付いてるの忘れてました。

1度10ミリボルトを外しアースを挟んで留めます。

テンショナーのステーを付ける

Vベルトを取り回しを思い出しながら組みますが、その前にオートテンショナーのステーを取り付けます。

12ミリボルト2本で留めます。

オートテンショナーを緩めてベルトを着ける

オートテンショナーを取り付けてテンションを緩めます。

やり方は1/2ラチェットを反時計回しに廻しドライバーを突っ込んで緩めた状態で固定してVベルトをしっかり取り回します。

オートテンショナーでテンションを掛けるとベルトが張る

Vベルトの取り回しが合ってることを確認したらオートテンショナーを先ほど突っ込んだドライバーを1/2ラチェットを締める方向に回し抜きます。

抜いたらテンションが掛かるんでOKです。

万が一にも取り回しや溝に合ってないとかトラブルになるんでしっかり確認します。

確認後エンジン始動して各プーリーが回ってVベルトも溝に合ってることを確認します。

エアクリパイプを付ける

エアクリーナーパイプも取り付けます。

赤丸の10ミリボルト2本で留めます。

インナーカバーを付ける

フェンダー内のカバーも取り付けます。

赤丸の4カ所で2本は10ミリボルト、2本はプラネジで留めます。

タイヤを組んで馬を外しジャッキを下ろす

タイヤを取り付けて馬を外しジャッキを下ろせば完成で~~す。

交換距離を書いておく

仕上げにボンネット裏に交換記録のシールを書いて張ります。

実は4月3日にやったんですが間違って4月4日になってます。

まぁ~4日にまたまたバラバラにしてタイミングベルトテンショナーを組み直したんで完成は4日で間違いないかな!

133232キロで交換したんで次回は233232キロで交換やけど、まだ乗ってるんかな??

外したタイミングベルト

外れたベルト、綺麗

取り外したタイミングベルトですが、滅茶苦茶綺麗なんですが

タイミングベルトのカバーもあるしゴミも入らんし汚れも無いね。

外れたベルト裏、綺麗

ベルトテンショナーが常に触ってるんで裏面は字も消えてますがヒビも無く綺麗なもんです。

こんなに綺麗なのに10万キロで交換せんなんのかな??

13万キロでこんなだったら15万とか全然持ちそうですね。

20万キロも行けそうに見えるが、まだ乗ってれば23万キロくらいで交換しよう!

まとめ

平成18年式の愛車オッティ(H91W)のタイミングベルトの交換を2回に分けて書いてみました。

前回ブログで補記類の取り外しからタイミングベルトが見えるところまで書いて、今回はタイミングベルトの取り外しから組み付けまでを書きました。

一部タイミングベルトテンショナーのバネの掛け方を間違ってて、2度バラして組み立てることになりましたが最終的にはキチンと組めたと思います。

タイミングベルトは10万キロでの交換を推奨されてる部品ですが、13万キロオーバーでの交換の交換となりました。

外したタイミングベルトは結構綺麗で切れる気配すらしない物でありました、

ヒビでも入りかけてたら「交換して良かった」と思えるとは思いますが、「ホンマに10万キロで交換か???」って思いました。

工業製品は昔より確実に耐久性は上がってますね。

進歩を感じた今回のタイミングベルト交換でありました。

最後にインパクトを持ってない方はクランクを緩める事が出来ないんで車屋さんに頼みましょう。

ではでは・・・

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