今回は平成18年式のオッティ(H91W)のタイミングベルト交換を行いました。
タイミングベルトは10万キロに1度交換をすることが推奨されてますが、我が家のオッティはすでに13万キロオーバー!
何処まで走れるのか分かりませんので安心のための交換ですが、結構自分的には重整備で時間が掛かりました。
誰でも出来るとは言いませんが出来るだけ詳しく紹介しますのでご覧下さい。
タイミングベルトって何?
タイミングベルトはエンジンを廻すときにクランクと連動して動く物でカムシャフトやオイルポンプ等を一緒に廻してあげるベルトになります。
近年(結構前から)ですがタイミングベルトよりカムチェーン(サイレントチェーン)が多くなりメンテナンスのための交換は無くなりつつあります。
その昔はカムチェーンは伸びるとかチェーン音はうるさいとかでタイミングベルトに変わって静かになったんですが、なにせゴム製なんで定期的な交換が必要になります。
一般的にはタイミングベルトは10万キロで交換とされてますが、交換を怠るとベルトが切れてエンジンのピストンの上下運動やバルブが開くタイミングがずれてピストンとバルブが当たったり最悪エンジン内部が破損して廃車やエンジン交換やエンジン内部交換が必要になり高額な修理代が掛かります。
そんな大事なタイミングベルトですが、我が家のオッティ(平成18年式)は約3年前(2017年2月)に走行距離約84000キロで購入して納車されるときのお話は↓
人生で初めてこんなに古くて非常にポンコツだったオッティを購入したんですが、中古車で84000キロ走ってたんで前のオーナーは交換してないだろうし、何となく2年乗って乗り換えのつもりが車検も受けてしまい気がつけばあと1年で4年乗ることになる。
色々交換したり塗装したり手間や労力(自分でのメンテナンス)も掛かってるしもう1回1年後に車検を受けるつもりで今回交換となりました。
邪魔になる物を外す
タイミングベルトを交換するわけですが、タイミングベルトはエンジンの直ぐ横なんでそのままでは交換は出来ません。
色々と邪魔になる部品があって色々外していきます。
エアクリーナーパイプを外す

まずはエンジンルーム上部のエアクリーナーパイプを外します。
分かり難かったが水色の丸の10ミリボルト2本外したら取れます。
フェンダーインナーカバーを外す

ジャッキで上げて安全のため馬を掛けて右フロントタイヤを外します。

フェンダー内とエンジンルームの仕切りのカバーを外します。
黄色の丸の部分に10ミリボルト2本とプラ製ネジ2本を外してカバーを取ります。
これで少しアクセスしやすくなりました。
Vベルトを外す

まずはVベルトを外す作業において邪魔な物を外します。
エンジンルーム上部から鉄製のカバーを外します。
黄色丸の部分に12ミリボルトがありその下にも更に12ミリボルト2本、合計3本外せば鉄製カバーが取れます。

今度はフェンダー内からVベルトのオートテンショナーを外します。
これは以前異音が発生して交換したパーツです。↓

オートテンショナーは1/2のラチェットや1/2のブレーカーバー等4角い部分に差し込み緩める側に廻してドライバー等を差し込みテンションを緩めた状態で固定します。
これでVベルトのテンションが無くなりVベルトが外せます。
Vベルトは複雑な取り回しになってるので覚えておいて下さい。
でないと今度組む際にVベルトがかけれなくなりますので注意して外しましょう。
オートテンショナーを交換したことがある方はオートテンショナーの取説に3G83エンジンのVベルトの取り回しが書いてあるのでそれで分かります。
Vベルトの掛かっていた各プーリーを外す

まずはフェンダー内からクランクプーリーを外します。
これは結構なトルクで締まってるのとクランクなんでラチェットで緩めようとしても共回りして緩みません。
こんな時はインパクトに延長用エクステンション付けてフルパワーで一気に緩めるとものの数秒で簡単に外せます。
インパクトが無い方は諦めて車屋さんに頼みましょう。
クランクボルトは17ミリです。

外れたクランクプーリーになります。
結構な重さがありますね。

今度はエンジン上部の邪魔になりそうなパワーステアリングのフルードタンクを外します。
12ミリボルト2本で留ってます。

エンジンオイルのレベルゲージを抜いてレベルゲージの刺さってたパイプを取り外します。
分かり難いが黄色の丸の所に10ミリボルト1本で留ってます。

今度はフェーダー内から覗きますが、オイルレベルゲージパイプは上向きに引っ張れば抜けるんで抜いた後はゴミ等が入らないように塞ぎます。
私の場合は養生テープで蓋をしました。

今度はウォーターポンププーリーを外します。
手に持ってるのはユニバーサルホルダーって言ってプーリーとかを回らないようにロックさせてネジ等を緩みやすくしますが、このプーリーは10ミリボルト4本なんでたいしたトルクも掛かってないのでプーリーを手で持って4本ボルトを緩めました。

エンジン上部からの眺めですが、黄色の丸がウォーターポンププーリーが付いてた場所で、赤丸のアイドラプーリーも外します。
12ミリボルト1本で留ってますが、あとで気づきますがもっと簡単に取れる方法もありました。

アイドラープーリーが取れました!
これでプーリー関係は取れましたね。
タイミングベルトカバーを外す

タイミングベルトカバーは10ミリボルト7本(黄色丸)で留ってます。
赤丸はアイドラプーリーが付いてたステーですが後に外すことになります。
アイドラプーリーはこのステーごと取れば良かったです。

と言うことでアイドラプーリーのステーも外します。
12ミリボルト2本で留ってます。

アイドラプーリーのステーも取れました!
最初からこのステーだけ取ればアイドラプーリーは外せます。
時間短縮のため覚えておきましょう!

タイミングベルトカバーも取れました。
10ミリボルト7本で留ってますが、赤丸の所だけボルトが長いので気をつけましょう。
黄色丸の6本は同じ長さの短い10ミリボルトです。

タイミングベルトカバーが外れたんでやっとタイミングベルトが現れました!
今回の記事はタイミングベルトが見えたところまでとします。
次回タイミングベルト交換の仕方をお見せします。
失敗談も色々あるので頑張って書きますね。
まとめ
今回は愛車オッティ(H91W)のタイミオングベルト交換の模様をタイミングベルトが見えたところまでお送りしました。
結構な手間で外す部品も多く画像も多めに撮ってみました。
省ける手間等も詳しく書いたんでどなたかの役に立ちそうな記事に仕上がってると思います。
次回も失敗談を交えながら書きますので又次回ご覧下さい。
ではでは・・・
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