昨年8月に中古車で買ったワゴンRスティングレーですが、購入時が71000キロくらいで現在86000キロ走ってます。
新車で買ったらどんなメンテナンスしてきたか分かるが、中古車は前オーナーがどんなメンテナンスしてたか分かりません。
なので距離も距離なんで少しづつメンテナンス作業をしていきます。
今回はトランスファー&リアデフのオイルを交換します。
エンジンなんかと比べると交換頻度は低いですが、オイルって物は必ず劣化していきます。
「汚れてるんだろうか?」なんて思ってるより交換して気分もスッキリ乗りたいもんです。
詳しく紹介してるんでご覧下さい。
今回使うオイル
今回はギアオイルを使いますが、番手が75w-85ってあまりないんです。
なのでスズキ純正エクスターギアーオイルを使います。
オイルの入れ方はオイルの隣に写ってるオイルサクションガンで入れたいと思います。
ホンマはペール缶とかで使う先っぽが金属パイプのシュポシュポ取っ手を上下させるオイルポンプが簡単に入れやすそうで良いが持ってないし、ちょっと高いんでこれで入れます。
基本ノズルが付いて入れれたら何でもOKなんで極端だがオイル注しでも(時間掛かるが)出来ますね。
トランスファーオイルを抜く
トランスファーとは4WD車にだけある部分で、フロントからリアへパワーを伝える部分です。
ちょうどプロペラシャフトが出てる部分になりますが、私のはプロペラシャフトが無いのは内緒です。
まず大切な話をしますが、デフとかミッションとかのオイル交換時の基本ですが、入れる部分を緩めてから出す部分を緩めるです。
私はエンジンでもこれやってますが、抜くだけ抜いて入れれないと車も動かせません!
なので入れる場所を先に確保が基本です。
ワゴンRはエンジン下のマフラーの横になり、丁度マフラーで入れる部分は見えませんがこの部分になります。
トランスファーのドレンプラグもオイルレベルプラグもテーパーネジになってて10ミリスクエアってヤツで外します。
9.5スクエアのラチェットとかでも行けそうですが、ちょっと緩い感じがするんでこれ買いましょう。
ブレーカーバーに短めのエクステンション付けたドレンプラグソケットでマフラー上部からオイルレベルプラグにアクセスして緩めます。
ドレンプラグもドレンプラグソケットで緩めます。
オイルレベルプラグ緩めたら少しだけオイルが出て来ましたが、熱で膨張してたんかな?
ドレンプラグが外れればオイルが抜けてきますが、以外と綺麗な気がしましたが前オーナーさんも交換してたんかな?
外れたドレンプラグとオイルレベルプラグですが、ドレンの方だけマグネットが付いてて真っ黒になってます。
ドレンプラグをウエスで拭くと真っ黒な鉄粉が凄いね。
ドレンプラグソケット10ミリが刺さる部分ですがかなり浅くしか掛かりませんね、ラチェットやブレーカーバーの3/8(9.5sq)でも問題なく緩むでしょうがドレンプラグソケット10ミリの方が安心安全ですね。
トランスファーにオイルを入れる
オイルが抜けたんでドレンプラグを取付けます。
サービスマニュアルによると、ドレンプラグもオイルレベルプラグもシール材を塗って組むみたいです。
パーマテックスのシール材(スレッドシーラント)があったんで使いました。
尚、サービスマニュアルではスリーボンドの液体ガスケットが指定でした。
ドレンプラグをトルクレンチで締め込みます。
締め付けトルクは23Nmです。
それではオイルを入れていきます。
75w-85ってなかなか無い番手なんで確実な純正オイルを使います。
オイルサクションガンでギアーオイルを吸い上げますが、結構簡単に吸い上げれます。
トランスファーは0.5L入れるんでサクションガン1回分で入る量ですね。
サクションガンは新品時に中にオイルが塗ってありましたが、新たにゴムのピストン部にシリコングリス塗って動きを良くしておきました。
1人でやってるんで入れてる画像は無いですが、オイルレベルプラグ穴からサクションガンのビニールノズル突っ込んで入れました。
エンジンオイルのように計って入れるのでは無くオイルレベルゲージ穴からあふれたらOKです。
画像はオイル入れた後でちょっとだけあふれたオイルが写ってますが分かり難いね。
あとオイル入れるときにマフラーにもオイルが付きますので最後に綺麗にクリーナーで拭かないとエンジン掛けたら煙が上がりますね。
オイルレベルプラグにもシール剤塗って組みました。
締め付けトルクは23Nmです。
最後に綺麗にクリーナーで拭いてトランスファーオイルの交換は完了です。
リアデフオイルを抜く
フロントのトランスファーオイルの交換が出来たんで今度はリアデフのオイルを抜きましょう。
尚フロントのデフはミッションと一体なんでCVTオイルで潤滑してるようです。
画像は車両後方からリアデフを覗いた感じですが、トランスファーと同じくデフ後方にあるオイルレベルプラグから緩めます。
オイルレベルプラグは10ミリスクエアのソケットで緩めて入れるところを確保してからドレンプラグを17ミリソケットかメガネレンチで緩めましょう。
ドレンプラグを外すとデフオイルが出てきますが結構綺麗な感じですね。
ここも前オーナーさんは交換してたんかな?
これでオイルは抜けました!
リアデフにオイルを入れる
デフオイルが抜けたらドレンプラグを取付けて締めましょう。
締め付けトルクは55Nmでドレンパッキンは毎回交換が基本ですが再利用して締めました。
フロントのトランスファーと同じくサクションガンでリアデフにオイルを入れます。
オイル量は1Lなんで500mlサクションガンで2回入れることになりますが、結果は2回と少しでレベル穴からオイルが垂れてきました。
これでオイルの注入も完了です。
サクションガンに残ったオイルは元のオイル缶に戻して次回交換の際に使うまで保管します。
この後オイルレベルプラグを締めますが画像を撮るの忘れてたようでありませんでした。
レベルプラグも締め付けトルクは50Nmで締めてオイルで汚れたデフホーシングもクリーナーで拭いて作業は完了です。
今回の交換距離を忘れないように画像貼っときます。
まとめ
今回は昨年夏(令和2年8月)に購入したワゴンRのメンテナンスでフロントのトランスファーオイルとリアデフオイルを交換しました。
前オーナーさんがどんなメンテナンスしてたか分からないし一応念のためやってみました。
エンジンオイルなんかと比べるとあまりギアーのオイルは交換しないことが多いが、実は以前MH23Sでリアデフが壊れたことがありました。
壊れた箇所や原因はバラしてないんで不明ですが、その時はヤフオクでリアデフホーシングごと買って車屋でアッセンブリー交換しました。
なので普通の人よりちょっとだけギヤのメンテナンスにも神経質になっちゃいます。
まあ1回しとけば安心だしね。
話がそれましたが、オイルは75w-85なんて番手はあまりないんでスズキ純正のギアーオイル(4L)を買って交換しました。
トランスファーは0.5Lでリアデフは1L入りますが、入れるのはオイルサクションガンで入れました。
交換後は抜いたオイルも綺麗だったし違いは感じられませんでした。
違いが感じられないのは元々調子が良かったのだと思います。
これでまた数年間安心して乗れますね。
次回交換は何万キロ後かは決めてませんが、次回も記事にしてお知らせしますね。
ではでは・・・
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