今回はみんな使ってる家庭用の100vのコンプレッサーのオイル交換方法を紹介します。
メンテナンス及びオイル交換をして長く大切に使うのは良いことなんでご覧下さい。
藤原産業 PUMA AC15-30 コンプレッサー
私が長年愛用してる藤原産業のPUMA AC15-30コンプレッサーで、たぶん買ったのはハーレー買った当時なんで2008年頃だったと思います。
これまでも圧力スイッチが故障して困ったり↓
圧力計が動かなくなったり↓
たいした??致命的な??トラブルも無く頑張ってくれてます。
このコンプレッサーはオイルが入ったヤツなんで最近のオイルレスタイプのようにメンテナンスフリーって訳にはいかず、車のエンジンオイルを交換するようにこのコンプレッサーもオイル交換が必要です。
コンプレッサーのオイル交換準備
今回はオイル交換やオイル量の見方等見ていきましょう。
オイルが入ってるか調べる
コンプレッサーのシリンダー下部にオイルレベルゲージがあります。
車の場合オイルレベルゲージとオイルを入れる場所は別々ですが、コンプレッサーの場合レベルゲージからオイルも入れます。
反時計回りに緩めて一度レベルゲージを抜きます。
ここで一度レベルゲージを綺麗に拭きます。
ウエス、ボロ布、紙ペーパー何でもOKです!
綺麗に拭いたレベルゲージを挿して(締め込まない)から抜きオイルレベルを見ます。
画像が分かり難いですがレベルゲージに凹がありギザギザ処理がしてある間にあればオイル量はOKです。
画像では窪みより下にオイルが着いており少ないことが分かります。
少ない場合はオイル漏れやオイルにじみとか無いか調べます。
今回はオイル漏れ等は無いんで前回のオイル交換時にオイルを入れる量が少なかったためだと思います(たぶん)。
とりあえずオイルも入っててオイル量が少ないことは分かりました。
コンプレッサーオイルを抜く
オイルを抜く確認をします。
オイルを抜く場所
コンプレッサーのシリンダー下部のクランクケース下にオイルを抜くドレンボルトがありサイズは10ミリです。
これを緩めればオイルが排出できますが、画像の通りそのままではエアが貯まるタンクがオイルでベトベトになります。
排出したオイルでタンクを汚さないための工夫が必要ですね。
タンクを汚さない工夫
何処にでもある物でタンクを汚さない工夫をします。
適当な段ボールを切って雨樋みたいな物を作りますが、ホンマに何でも良いですよ。
オイルを抜く
先ほど紹介したドレンボルトをメガネの10ミリで緩めて外しオイルを排出します。
狙い通り段ボールを綺麗に伝いオイルでタンクは汚れませんでした。
紹介が遅れましたがオイルを受ける物を準備しますが、今回は少量なんで100均で以前買った計量カップの500mlの物で受けてます。
抜けたオイルの量
オイルは計量カップで受けてますが、画像はまだ抜けている最中の物でかなりドロッとした粘度の高いオイルです。
汚れはあまり気にならないレベルでしたがいつ交換したっけ??って感じです。
抜けきったオイルの量ですが200ml位でしょうか?
レベルゲージで少ないことは分かってましたが、なんかえらく少ないような気が・・・
正確なオイル量を調べる
なんとも少なかったオイル量ですが、いくら入ってれば良いのでしょう??
買ってから10年以上経ってるんで取説も無いし・・・
ネットで調べても出てこない・・・
しかし当時友人と同じ時期にコンプレッサー買ったんだが、友人のは同じメーカーで2馬力にタイプで私のは1.5馬力のタイプで見てくれとかはほぼ変わらないんでPUMA AB20-30の取説はネットで見つけました。
http://180.42.73.61/volume/00017/imag/file31329/t010003132878.pdfほぼ同じコンプレッサーがこの取説見ると300mlとなってます。
しかし品番が違うしなぁ~
結局藤原産業に電話しました。
電話では女性の方が対応して下さり 「古い物で直ぐに分からない」 とのことでしたが、後から電話頂き「300ml」と教えてもらえました。
藤原産業の女性の方でしたが丁寧にありがとうございました。
これで必要オイル量がハッキリして気分もスッキリしました。
それではオイルを入れましょう!!
コンプレッサーオイルを入れる
オイルを入れる準備をしていきましょう。
ドレンボルトの取り付け
オイルを抜くときに外したドレンボルトを10ミリのメガネレンチで取り付けてオイルを入れる準備は完了です。
尚、締める際になんぼでも締まっていく感じがしたんで適当な位置で締め込みを辞めます。
しっかり締め込んでトルクを掛けるところまでは到達してませんがオイルを入れた後の漏れが無いかの確認を念入りにします。
使うコンプレッサーオイル
今回使うコンプレッサーオイルです。
エーゼットのコンプレッサーオイル68番になります。
このオイルは近所のホームセンターでも手に入るんでお手軽に使えてお値段多分500円~1000円以内と思います。
コンプレッサーオイルの準備
このコンプレッサーオイルは内容量も300mlになってるんで丁度全量入れたらOKのはずですね。
これも近所のホームセンターで以前買い置きしてた物になります。
コンプレッサーオイルの細い注ぎ口を緩めて外すとボトルキャップがありますのでボトルキャップを爪で外します。
注ぎ口もある程度のところで切って穴を大きくします。
ちょうどシリコンコーキングとかの先っぽと同じ感じですかね。
これでコンプレッサーオイルの準備は整いました。
コンプレッサーオイルを入れる
注ぎ口が細いのもあり(もっと大きく切った方が良かった)、粘度も高いドロッとしたオイルなんで手の握力でボトルを潰すように握ってオイルを入れます。
焦らずゆっくりが基本であることを念じて入れてます。
だいぶ入りましたねぇ~
握っては放してを繰り返し、エアをボトルに入れてオイルは入っていきます。
ボトル全量入れたらOKですが、最後の少量を入れようとしてボトルを立てたらノズルがレベルゲージ穴から外れ少しオイルで汚したことは内緒です。
入れたオイル量の確認
オイルを全量入れたらレベルゲージを一度拭いてからレベルゲージ穴に差し込みます。
決してねじ込まないように注意ですね。
200mlの時はレベルゲージの先っぽに着いてたオイルですが、300ml入れたらしっかりギザギザのある部分までオイルレベルが来てます。
オイルは多すぎても抵抗が多くなるんで良くないですが、少なすぎても良くないですね。
これで適量と判断します。
これにて家庭用100vコンプレッサーのオイル交換完了とします。
まとめ
今回はコメントも頂いたこともありますが、今から冬タイヤの交換作業で出番が多くなるコンプレッサーのメンテナンスでオイル交換をしました。
オイルは近所のホームセンターで買い置きしてたエーゼットのコンプレッサーオイル68番です。
作業は簡単でオイルを抜いて入れるだけなんですが、取説も無く抜けたオイルが少なかった事からしっかりとオイル量もメーカーに電話で聞いたりして調べました。
入れる量は「300ml」でOKです。
オイルの役割はコンプレッサー内の機密を高め、潤滑をして、汚れを防ぎ、錆の防止と多岐にわたります。
数年間オイル交換をしなくても一般人の使用頻度なら壊れることも無いとは思いますがメーカーはこう言ってます。
「6ヶ月または、運転250時間毎に、オイルを全部抜き去り新しいオイルと交換します」
ま~高い物でもないので1年に一度か数年に一度で十分でしょう。
今日は家庭用100vコンプレッサーのオイル交換の話でした。
ではでは・・・
コメント
昨日は夜中に目が覚めてふとコンプレッサーのオイルの事が気になり、このブログに辿り着きました。夜中に申し訳ありません…亡き父親の形見というのか、亡くなってから初めて見て自分の家で使おうと思い、もって帰り日曜大工で使用する程度ですがなかなか古いコンプレッサーなので、なかなか情報が無く困ってました。まさか全く同じコンプレッサーを使っているのを見て感激致しました。今度オイルを買って自分も交換して見ます。これからも大切に使おうと思います。ありがとうございました。
コンプレッサーもたまに経年変化で壊れますが、このブログに壊れた部分の交換方法も載せてるんで又ご覧下さい。
あのコンプレッサーは当時(2007年~2008年頃)ホームセンターで安売り(1.5万位)で購入しましたが長持ちしてますね~大切に使いましょうね~
「エアーコンプレッサーのオイル交換」のブログを探したら、ここに来ちゃいました。
私は食品機械の修理業を営んでおります。
開業当初需要を見込んでN1グレード(食品に10ppm混入しても健康被害がない)のコンプレッサー油(全合成68番)を仕入れたのですが、一向に売れません(´;ω;`)
中間に噛ませたレシドラフィルターに負けてしまったのでしょうか…
もし圧縮空気の品質を見直すなら、食品グレードもありなのではなかろうかと。
愚痴でした。
コメントありがとうございます。食品機械用のコンプレッサーオイルは知りませんでした。フィルターよりオイルの方が確実だとは思いますが、フィルターが長持ちして安価なら負けるんでしょうかね。以前テレビで見たベルハンマースプレー潤滑剤も食品工場用のベルハンマースプレー出してましたね。良い物も相当良い宣伝しないで売れない世の中かもです。