PR

経年劣化、フリード(GB3)のロアーアームジョイントブーツ交換

記事内に広告が含まれています。

今回は先日のスタッドレスに交換した際に見つけたフリードのロアーアームジョイントブーツの破れを交換して直しました。

来春には車検なんで早く見つけられて余裕を持って交換できました。

破れ具合から取り外し取り付けまで詳しく紹介します。

スポンサーリンク

ロアーアームボールジョイントブーツの取り外し

フリードのロアーアームボールジョイントブーツを交換します。

平成23年式で新車で購入後8年半で10万キロ持ってくれたブーツですが、ゴム製品なんでいつかは破れる物なんです。

それでは取り外しからスタート!

ロアーアームジョイントのナットを外す

ロアアームジョイントの接合部の割ピンを外しナットを緩める

ロアーアームジョイント上部のナットには回り止めのい割ピン? なんて言うんかな? を取り外します。

割ピン

あらら、ピンボケですがこんな形状のピンになってて外れました。

ナットが外れました

ナットも外れました。

これでフリーになったんですが圧入気味にハブがはまってるんで専用工具を使います。

ジョイントプーラーで外す

ジョイントプーラーを使って外す

あらら、又ピンボケですがジョイントプーラーでボルトを押し込むように掛けてプーラーのボルトを回して取ります。

あとで気づきましたが、ボールジョイントのナットは全部緩めずプーラーを掛けた方がジョイントのボルトを痛めず、また外れるときに結構な音がするんでナットは全部取らず残してプーラーを掛けます。

圧入が外れブーツが見えました

ハブを持ちロアーアームを下に抑えれば接合部が外れボールジョイントが顔を出します。

破れたゴムブーツを外す

マイナスドライバーでブーツを外す

ゴムブーツは1番下の部分のゴムの内側に金属のリングがあるんでマイナスドライバー等を突っ込み上に持ち上げるように外していきます。

外れたブーツの中身には黄色っぽいグリスが入ってました

ゴムブーツが外れました。

意外と汚れてないように見えるグリスですね。

ブーツの破れ

ゴムブーツの破れた部分ですが気づくのが早かったのでグリスの飛び散りもわずかでした。

ボールジョイントのグリスを拭き取る

ボールジョイントのグリスを出来るだけボロ布等で拭き取ります。

特にクリーナーでの脱脂作業はしません。

これで取り外しから掃除まで完了しました。

ロアアームボールジョイントブーツの取り付け

ここからはボールジョイント部分にブーツを被せていきます。

ジョイントブーツの品番

新品ブーツDC-2671

今回使うブーツですが大野ゴムのDC-2671を使います。

以前オッティの換えた時も大野ゴムのヤツだったんで一般的な物だと思います。

マジックで分かるように書いたのは私です。

ブーツとボール部分にグリスを注入

モリブデングリス

モリブデングリスですがオッティの時もこのグリスを使ったので交換も使用します。

ボール部分のグリスアップ

又ピンボケですがボール部分にグリスを塗りつけます。

ブーツ内にもグリスを塗る

ブーツ部分もグリスを塗り込みますが量は適当ですが、ブーツは多少潰れて組むんで一杯には入れませんよ。

ジョイントブーツを組む

ブーツをウォーターポンププライヤーで合わせる

ジョイント部分にブーツを被せウォーターポンププライヤー等使い潰すような感じでしっかり隙間が出来ないように合わせていきます。

ロアーアームに合わせる

ジャッキで上げながら合わせる

ロアーアームを手で下げながらジョイントのボルト部分をハブに合わせます。

この時にしっかりとハブにボルトが入らないのでロアーアームのジョイントの下から小型のジャッキで車重が掛かるように持ち上げればしっかりと入ります。

ナットと割ピンを組む

ナットを締める

ボルト部分にナットを合わせますが下からジャッキで持ち上げてるので共回りせず締めれます。

尚ナットは最終的にはボルトに開いてる割ピンの穴の位置で決まるんでしっかり締めて穴の位置が合えばOKですが、今回はしっかり締めてから少しだけ穴位置を合わせるために緩めました。

割ピンがあるんで緩むことは無いかな。

割ピンを留める

割ピンも入れて完成です。

記録用103611キロでの交換

記録用画像ですが103611キロでの交換となりました。

まとめ

今回はフリードのロアーアームジョイントブーツの破れをスタッドレエスに交換時に発見したんで交換作業を行いました。

作業日時は令和元年12月22日の雨の降らない比較的暖かい午後に行いました。

この作業は実はタイロッドエンドブーツの交換も同じ時に行ったので時間は掛かりました。

来週には車検なんでこのまま破れたままでは通らないので良い時期に見つけて交換できました。

皆さんもタイヤ交換時には気をつけてゴム部分も見ておきましょうね~

ではでは・・・

コメント

  1. おぼん より:

    こんにちは。GB3に乗っているものです。
    同じ作業で困っており質問させていただきます。
    初めの行程、割りピンを取った後のキャッスルナットはどのような工具で外されましたか?
    手持ちの工具では狭くて入らず悩んでいます。
    じゅんさんが作業された際に使われた工具を教えていただけると幸いです。

    • jun より:

      おぼんさん、ブログをご覧頂き、またコメントもありがとうございます。
      質問の件ですが、改めて記事を見たんですが記載がないですね、時間も経ってるんで工具も覚えてないんですが、私はメガネとスパナとソケット(共にKTC)しか持ち合わせが無いんでそのどれかで緩めたのは間違いないんですが・・・
      今フルード見ようと思っても嫁さんが仕事に乗って言ってるんで見れません。
      この程度の回答で申し訳ありません。
      また分からないことがあれば覚えてる範囲でお答えしますのでコメントの方でよろしくお願いします。

  2. おぼん より:

    ご回答ありがとうございます。
    手持ちのメガネでもう一度試してみます。

  3. 通りすがり人 より:

    こんにちは、ブログ参考になります!
    サス交換時ナックルとショックを分離・組合する際ドラシャ抜けが怖くてビビってますが
    ロアアーム外す際にドラシャって抜けてしまわないもんですか?何か対策しているのでしょうか?

    • jun より:

      通りすがり人さん

      コメントありがとうございます。

      このブログが参考になってるのであれば書いた甲斐があったようで良かったです。

      質問の内容ですがドラシャ抜けはこの時は考えてなかったです。

      今改めてサービスマニュアル見ましたがドラシャのデフ側のスプラインの部分に抜け止めのリングがあるんで簡単には抜けないはずです。

      これは私の知ってる限りの話ですがスズキの軽とかも抜け止めがあり簡単にはドラシャは抜けません。

      なのでそこまで「抜けるかも?」って考えなくても大丈夫だと思います。

      ではでは・・・

      • 通りすがり人 より:

        返信ありがとうございました
        スプラインのところにはセットリングがあるようなのでそこは大丈夫なようですが、インボードジョイントにはスパイダに嵌めたローラ刺さっているだけなんですよね、そこが引っ張られると抜けやすいらしく、一旦抜けるとブーツ取らないと嵌められなくなるらしいのです。でも、じゅんさんは気にしないでやられたらしいとの事で少し安心材料が出来た気がします。

        • jun より:

          通りすがり人さん
          あ~なるほど、わかりました。
          ドラシャ内側のブーツ内の事ですね。
          可能性は無いとは言えませんがストラットを外すだけなら取り外す際に少しでもナックルを外向きに傾けない工夫をすれば外れないと思います。
          大丈夫でしょう。