今回は以前オッティのハブベアリングを交換した時から気になっていたネジ山潰れを直しました。
オッティの以前のオーナーさんの時に車屋がやったはずなんですが、どんな整備をしとるんねん? って思える整備状況で情けなくなりました。
それではご覧下さい。
以前のハブロックベアリング交換の時のトラブル
以前のブログでリアハブベアリングを交換したんですが 記事はこちら
実際に悪かったのは右リアだったんですが、ハブロックナットを外す際に異常にネジを緩めるのが固くて、このナットは締めすぎるとベアリングが壊れるんで「トルク管理をきちんとやれ」って三菱よりお達しが出てる場所。
トルクは84nm±10なんですがナット緩める力がとても80nm位の力じゃなくてとてもトルク管理が出来る状態では無かったです。
なので自分で直してみましょう。
用意する物
ネジがどんなサイズかが解らなければ直しようもないんでアマゾンでナットのサイズを調べます。
このナットを使ってるみたいでしっかりM16でピッチは1.0となってます。
サイズさえ解ればあとはタップ&ダイスを買いましょう。
購入したもの

普通はこのサイズのタップやダイスはメチャ高くてダイスだけで5000円とか普通にしますが、これは安いんだわ
ホンマはロックナットも毎回交換なんですが春に車検でまたバラすしロックナットは買いませんでした。
あと右リアなんで緩むことも少ないかと・・・
左リアは緩む方向に回るんで交換必至ですが。
タップを使いナットからネジ山補修

まずはタップで前回ハブベアリングを交換した際に外したナットからネジ山補修。
このタップデカいんでモンキーで持ってラチェット24ミリで回しました。
削れてますね~、削る際はCRCなどを塗ってからやってます。
斜めに入らないようにしながらやるのがポイントですね。
ナットは完成です。
ドラムをバラシてダイスでボルト側も補修します

タイヤを外し

ハブロックナットを24ミリで緩めて外します。

ブレーキドラムを外してボルトが丸見え状態になり用意完了。

ハブベアリング交換より1度綺麗なナットを入れてるんで予想よりネジ山は綺麗だが潰れてる部分がありますね。
このボルト部分だけの交換は無いんでホーシング(2WDだが)ごと交換になるとえらく高くつきそうですね。

ダイスを用意しますが普通の良く見るダイスは25ミリ径が多いですがこれは38ミリ径あるんでデカいです。
当然ハンドルも今回買ってます。

CRC塗ってから斜めにならないようにダイスを入れて行きます。
途中固い部分は回しては戻してを繰り返しながら補修します。

1度外して確認してますが綺麗に削れてますね、もう少し削ったら完成です。

根元まで補修できたんでタップで補修したナットで確認中。
手で回る事も解り完成です。
この後トルクレンチで84nm±10でシッカリ締めました。

ドラムを戻しキャップを取り付けて完成ですね。

画像左が直す前、画像右がねじ切り後の比較画像です。
まとめ
今回潰れたハブロックナット&ボルトをネジ山補修しました。
以前のオーナーさんが乗られた時になってた事なんで自動車やさんを疑いますね。
シッカリした整備をして欲しいもんです。
来春車検なんでロックナットは変えませんでしたが変えた方が良い事は解ってます。
これで気になる部分が直ったんでやれやれですが、ボルト部分を交換なら2万くらいは掛かってたはずなんで安く済みました。
ではでは・・・
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