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フリードのスタッドレス交換で見ておくべき部分【GB3】

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毎年のことですがこの時期は雪の降る地方はタイヤ交換をします。

天気予報を見て雪マークが現れたらそれまでに夏タイヤから冬用のスタッドレスタイヤに交換しますが、今回はGB3フリードのタイヤ交換を紹介します。

ただ交換するだけじゃなく交換時に見ておくべきポイントもあるんでその辺も詳しく紹介します。

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スタッドレスの準備

今回は平成23年式フリード(GB3)のスタッドレスへの交換をしますが、まずはスタッドレスを準備します。

まだスタッドレス無い人は買ってきましょう!

尚、交換作業は令和3年11月28日に行いました。

今年春に外してから保管してあったスタッドレスですが、大体の方は邪魔にならない場所の置いてると思うんで出してきます。

私の場合は高い位置に置いてるんで気をつけて下ろして用意しました。

今年はスタッドレスを出した際に残り溝を測ってみました。

大概タイヤは真ん中よりも車につけた際の内側や外側の方が減ってると思います。

このタイヤ初めて付けたのは2016年12月で記事は↓

なんで5シーズン使っての残り溝となり今回で6シーズン目になります。

タイヤはヨコハマのアイスガードIG50プラスです。

11月21日に出してきてすでにエアは2.5キロ(250kpa)入れてあります。

フリード純正ホイール(夏タイヤ)は15インチですが、フリードは廉価グレードは14インチなんで14インチを買ってまして15インチと比べて安くておすすめします。

もうすでに取り付け位置も書いてて画像のタイヤは左前に取り付けます。

溝は両サイドが出来るだけしっかりしてて、タイヤのブロック自体も丸くなく角がしっかりしてるヤツを右前輪に持って行って、次の良いのを右前輪、次は右後輪、溝は1番少なそうなのを左後輪に取り付けます。

こんな風に事前に溝を見ておけば取り付けの際に「どこに付けよう?」と迷うこともなくなります。

このタイヤに貼ったテープは壁に貼っておけば春にどれだけ減ったか確認できますが、誰もそこまでせんわな!

私はやりますので又記事にしてお知らせします。

ホンマは硬度計とかでタイヤの柔らかさも見たいが無いので又買っておきます。

これが1番溝がしっかりしてるんで右前です。

これが水の残りが3番目になります。

このタイヤが1番溝が無かった!

何シーズンも使ってるとフロントタイヤで使った時期が長いほどサイド部分が減るんで減ったタイヤは負担の少ないリアに取り付けます。

エアも入れて付ける位置も決まったので装着しましょう!

夏タイヤの取り外し

ジャッキポイントが奥の方にあるフリードはノーマル車高でも手持ちのジャッキが入らないんで自作スロープに載せて車たいしたスペースを確保します。

フリードのジャッキポイントはフロントタイヤの中央にあるんで頑丈なメンバーに掛けます。

私はインパクトでホイールナットを外すんでそのままタイヤが浮くまで上げますが、レンチ等使い手で緩める方はジャッキで上げる前にホイールナットを緩めておきましょう。

新車から丸10年1回もシャーシブラック塗ってないんで錆があちこち見えますね。

また塗ろう・・・

10年以上使ってるコンプレッサーとインパクト用意します。

今時ホースをつなぐヤツは流行りませんが、使用頻度が低いんでエアーホースを繋ぎますよ。

ホイールナットを緩める際はインパクトも1番強い4で緩めます。

ちなみに締めるときは1で軽く締めます。

19ミリソケットを付けたインパクトで緩めます。

安物インパクトですが壊れずによく働いてくれます。

ここで豆知識!

コンプレッサーのホースは太いほどエア圧も一気に掛かるんでおすすめしますが、私は(たぶん)内径6.5ミリの細いので用は足りてます。

フロントタイヤハウス内の見ておくべき部分

タイヤが外れて普段見えない部分が見えるようになったんで何か漏れてないか?とか、各部ゴム部分に破れがないか?とかを見ていきます。

画像はタイロッドイン側、ドライブシャフトアウト側、ブレーキホース、スライドピン(ブレーキ)のゴム部分に破れ等無いか見ておきます。

これら破れてると車検に通らないとか中のグリスが出て飛び散り辺りを汚します。

画像はロアアームジョイントブーツ、タイロッドエンドブーツ、前の画像とかぶりますがドライブシャフトアウト側ブーツ等傷みが無いか確認します。

安全に止まれるためにもブレーキパッドも残ってるか確認します。

パッドだ本来厚みが1センチほどあるんで2~3ミリとかになってれば交換の必要性が出てくるので見ておきます。

画像はイン側パッドの残りを見てます。

イン側のパッドはホイールが装着されてるとまったく見えないのでここで見とくことが重要です。

あとブレーキのスライドピンのゴム蛇腹カバーや、スタビライザーロッドにも上下にゴムがあるんで破れが無いか見ておきます。

ブレーキパッドアウト側の残り具合はホイールの形状によっては普段から見えますが、改めて覗き込むようにここでしっかり見ておきます。

毎度のおまじないですが、ゴム部分にはラバープロテクタントを吹き付けます。

効果はわかりませんがおまじないですよ。

ラバープロテクタントを各部ゴム部分に吹き付けました。

画像はブレーキホース、スライドピンブーツ、ドライブシャフトブーツ、スタビライザーロッドに吹きつけた所になります。

ゴムに脂気を与えてゴム部品が長持ちすると信じてます・・・

同じくラバープロテクタントをタイロッドエンドブーツ、ドライブシャフトブーツ、ブレーキホースに吹き付けた所です。

ドライブシャフトはホイールナット止めるボルト(ハブボルト)かブレーキローターを持って回転させながら全周吹き付けましょう。

同じくロアアームジョイントブーツも吹き付けます。

画像無いですがロアアームの付け根のゴムも吹き付けてます。

こんな感じで普段見えない部分フロント編のメンテナンスは終了です。

ホンダ車の純正ナットの注意点

これも毎回書いてますが、間違える人もあると思うんで書いておきます。

画像は右がホンダ純正ホイール用ナットで左が社外ホイール用ナットです。

ホイールと接触する面がホンダ純正は丸く(球面)、車外ナットは真っ直ぐ(60度テーパー)になってます。

なのでスタッドレスタイヤに限らずタイヤを組んだホイールがホンダ純正ホイールなら純正ナットを使い、社外ホイールなら社外ナットを必ず使うようにしましょう。

使えない(締めれない)ことも無いかもしれませんが接触面は合ってないとナットも緩みやすくなるし危ないので必ず守りましょう。

あとホンダ車はハブボルトが1.5ミリピッチなんで社外ホイールナットをはめる際はネジ山が1.25ミリピッチの物はねじ込んで行くと途中で止まります。

止まった場合はネジピッチが合ってないことが予想されるんで1.5のタイプを使いましょう。

1.5ミリピッチは、トヨタ、ホンダ、ミツビシ、ダイハツなどの車に合い。

1.25ミリピッチはスズキ、スバル、日産車などに合います。

ネジピッチによってナットの締め付けトルクも違い1.5は100Nm以上で締めて1.25は100Nm以下になります。

自分の車の締め付けトルクは車付属のマニュアルにも書いてあると思うんで見ておくか、事前にネットで調べましょう。

スタッドレスの取り付け(フロント)

それではスタッドレスを取り付けますが、私の場合は手で締めれるところまで締めてからインパクトで強さ1(緩めるときは4)で軽めに締めます。

軽めに締めれたらジャッキを下ろします。

ジャッキを下ろしたら今度はトルクレンチで締めます。

フリードは締め付けトルクが108Nmなんでデジタルで合わせて締めます。

今年からこのスナップオンのトルクレンチ使ってますが、普通のトルクレンチの目盛り合わせるのが老眼っていうのもあり合わせにくくデジタルのトルクレンチを購入しました。

お値段も普通のトルクレンチが何本も買える程(6万オーバー)ですが安心安全確実に作業できます。

ダメな点は普通のトルクレンチの方が数値を合わせればカチッと1発で締めれるのに対し、デジタルは音と数値で合うところまで自身の力加減で締めるんで時間が掛かります。

オーバートルクにはなり難いでしょうが寒い時期は早く終わらせたいもんです。

少しオーバートルクで締めたいとき(あるんか?)にもブザーが鳴って規定トルクに達したところからもう少し締めればオーバートルクになりますが、オーバートルク具合も数値で何Nmで締めれたか確認できます。

あとスナップオンは正規品のルートはバンセールスの方から購入します。

ネットでも売ってるが並行輸入品となり保証が無いみたいです。

私の場合たまたま同じ村の友人がバンセールスしてるんでちょこちょこスナップオン製品買ってます。

このデジタルトルクレンチは3/8(ソケットがはまる部分)なんですが、6.8Nm~135Nmまでの範囲で測定できる点も購入のポイントです。

普通の目が良い人は普通の安い機械式トルクレンチで十分ですが、ボルトを守るため(締め過ぎにならない)にもトルクレンチで締めるようにしましょう。

多くの人は締めすぎになってると思いますよ。

リアの交換とみるべきポイント

基本やることはフロントと同じなんで簡素に書いていきます。

リアをジャッキで上げますがGB3フリードのFFモデルはリアバンパー裏すぐのこのポイントにジャッキを掛けて上げます。

上げれたらインパクトで強さ4でホイールナットを緩めて車両からタイヤを外します。

レンチでホイールナットを緩める方はジャッキアップ前にナットを緩めてからジャッキアップします。

リアタイヤが外れてリアのホイールハウス内をメンテナンスします。

フロントと同じくゴム部分を見ていきリアサス付け根のゴムブッシュやスプリング上のゴムやらラバープロテクタント吹きつけします。

リアダンパー下もゴムブッシュがあるんで吹きつけします。

オレンジの線はなんかホースがあったような気がしますが覚えてない・・・

リアダンパー上も吹き付けします。

これでリアもメンテナンスが終わりスタッドレスつけてトルクレンチで締めたら完了となりました。

備忘録ですが今回令和3年11月28日に夏タイヤから冬タイヤへ119021キロで交換しました。

これで冬準備も終わったフリードですが雪は色々大変なんであまる降らないでほしいね。

しかし良い天気の日にスタッドレスつけれて良かったです。

寒風吹く雪がチラつく日にこんなことしたくないもんね。

まとめ

例年この時期はスタッドレスタイヤへの交換をしますが、今回はフリード(GB3)の交換をしました。

タイヤの溝の深さを測り、各タイヤのローテーション(装着位置)も考えて安全に作業を行いました。

ナットの締め付けは高級なトルクレンチ(老眼でもバッチリ)を使用しましたが普通の機械式でカチッと音のするヤツで全然OKです。

タイヤって年に2回(12月と3月)しか脱着しないんでタイヤハウス内の目視から主にゴム部分のメンテナンスをしました。

フリードも10年落ちなんでくたびれも出てるはずですが、しっかりとメンテナンスして1日でも長く各部やパーツが持つようにメンテします。

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