毎年この時期にスタッドレスへの交換をする雪国の丹後地方ですが、今年も天気予報見ながら時期を見極め交換します。
交換の際には普段見えない部分の確認や、普段出来ないメンテナンスも行います。
MH34SワゴンRのタイヤ交換の方法や注意点も詳しく紹介するんでゆっくりご覧下さい。
スタッドレスタイヤの準備
まずはスタッドレスを用意(準備)します。
年中履いてるわけではないスタッドレスタイヤなんで倉庫や車庫の隅や物置から出してきますが、私の場合は嫁さんの実家の工場に置いてます。
交換作業等もそこでやります。
今回の交換作業自体はR3年11月28日に行いましたが、スタッドレスの準備は11月21日に行いました。
このタイヤは2016年12月に初めて使って今回で6シーズン目になり多分最後のシーズンになるでしょう。
新品時の記事は↓
今回は用意の段階で溝の深さや入れた空気圧も書いてどこの装着するかも決めておきました。
画像は横積みしてるんで字が寝てますが左上から用意した日R3.11.21でタイヤがIG30(ヨコハマタイヤ)空気圧250キロパスカル。
真ん中の左前は装着予定場所です。
右側は溝の深さで上がタイヤの外側で4.4-3.9-5.6?-6.3-4.2-4.7(単位ミリ)となってます。
スタッドレスタイヤに限らずタイヤは両ふちがよく減ります(乗り方にもよる)のでセンター部分より両ふちの残り溝を重視して装着場所を決めます。
タイヤの見た目でブロック自体が丸くなってないかも重要で角がしっかりしてるタイヤの方が効きが良いと思います。
私の考え方ではありますが1番状態の良いタイヤを右前、次に状態良いのを左前、次は右後ろ、1番状態の悪いのを左後ろに選んでます。
このタイヤが状態が1番良く右前に装着予定になります。
このタイヤが3番目です。
このタイヤが状態が1番悪く左後ろに装着予定です。
ダメなタイヤほど外側のブロックが丸く減りも酷いですね。
車両左側より右側に状態の良いタイヤを装着するのは運転席側に常に人が乗るんで加重が常に掛かるのと、コーナーで外側のタイヤに負担が大きくなる事も踏まえ、左側通行の日本では左コーナーで滑れば対向車とぶつかることになりますが、右コーナーは外側に滑ってもぶつかることになっても他人に迷惑を掛けにくくなります。
あとこのタイヤに貼ったテープを壁に貼っておけば春にどれくらい減ったかわかるかな?なんて思ってます。
ざっとこんな感じにスタッドレスタイヤの用意をして準備しました。
フロントタイヤを外す
ジャッキで上げる準備をしますが、ちょっとだけシャコタンのワゴンRは自作スロープに載せて車体下のスペースを確保します。
ガレージジャッキ自体の高さがあるんでノーマル車高でもスロープに載せるんで同じことなんですが・・・
低床のガレージジャッキが欲しいが壊れるまで買いません。
一般人はガレージジャッキ壊れないし多分買わないかな。
無駄にアルミナットでアルマイト処理の色あせが嫌いな私はナットをクリアーレッドで塗装してるんでインパクトでは緩めません(塗装がハゲる)。
ナットの塗装を守るため十字レンチにビニール被せてナットを緩めます。
毎度「馬鹿なことしてるなぁ~」と思いますがこんな風にナット緩めてます。
ナット緩めたらジャッキで上げます。
MH34SワゴンRスティングレーTは4WDなんでプロペラシャフトが付いてますが、その付け根のミッションやトランスファーのマウントにジャッキを掛けます。
ジャッキで上げたらフロントタイヤ外します。
インパクトでナット緩める方はジャッキアップ後でもナット外せます。
このジャッキは3tタイプで重さは40キロ!、昔RF2ステップワゴン時代に買った物で高く上がる(50cm)タイプを25年以上使ってます。
タイヤ交換時に見ておきたい部分(フロント編)
年に2度しかしないタイヤ交換時には見ておきたいポイントがあります。
画像はブレーキキャリパーですが、ブレーキパッドの残りが十分あるかキャリパーの確認穴から見ておきます。
オレンジ丸はキャリパーのスライドピンのブーツでラバープロテクタントスプレーを吹き付けてゴムや樹脂に潤いを与えヒビ割れや破れを防ぎ長持ちさせましょう。
もしゴムや樹脂部分に破れ等見つけたら速やかに交換しないとグリスの飛び散り(汚れる)や車検時に問題(車検に通らない)になります。
おまじないみたいな物かも知れませんが毎回吹き付けてます。
フロントストラットですがブレーキホース、スタブライザーリンクブッシュなどゴム部分にスプレーします。
ドライブシャフトやタイロッドエンドのゴム部分もスプレーします。
ロアアームジョイントブーツもスプレーします。
ロアアームの付け根部分もスプレーします。
スタッドレスの装着(フロント編)
タイヤハウス内のメンテナンスが終わればスタッドレスを取り付けます。
夏タイヤもTE37(16インチ)ですが冬用もTE37(14インチ)です。
冬用もナットはアルミ製でこれも塗装してます。
ナットが手で締めれる所までは手で締めます。
手で締まらなくなったら十字レンチにビニール被せコンコンって仮留めします。
仮留めできたらジャッキを下ろし今シーズンから愛用のスナップオンのデジタルトルクレンチで本締めします。
ワゴンRは85Nmで締めるんでデジタル表示を合わせてレンチにビニール被せて締めました。
私普通のトルクレンチの数値を合わせるのが老眼で見にくいんでこれ買いました(6万オーバー)。
ホイールナットって普通に締めたら大概締めすぎになってると思うんで普通の安物でOKなんでトルクレンチの使用をお勧めします。
85Nmって「マジでこれくらいでええの?」って思うくらいの締め方になってます。
これにてフロントのスタッドレスタイヤの交換は完了です。
タイヤ交換時に見ておきたい部分 (リア編)
今度はリアの交換を行っていきます。
交換の作業自体はフロントと基本同じなんでホイールナットをレンチで緩めジャッキアップしてタイヤを外す。
こんな感じで進みますが割愛させて頂きます。
ジャッキアップポイントだけ触れさせて頂きます。
私のモデルは4WDモデルなんでリアデフに掛けて車体を上げます。
ワゴンRの2WDモデルのガレージジャッキアップポイントですが、リアタイヤ中心を結ぶアクスルに掛けるのが基本ですが、リアバンパー裏すぐの所にあるオレンジ丸のフックに掛ける事も出来ます。
タイヤが外れたらリアの見ておきたいポイントを説明します。
リア車軸左右を繋ぐラテラルロッドの付け根や、リア車軸の前後方向を繋いでるトレーリングアームの付け根のゴム部分にラバープロテクタントをスプレーします。
このトレーリングアームのオレンジ丸のゴムにもスプレーします。
メンテナンスが終わればリアにもスタッドレス装着してトルクレンチで本締めして終了です。
余談ですが、このトレーリングアームを固定してるボルトをグリスアップすると乗り心地が良くなり初期の突き上げが軽減されます。
記事がこちら↓
スタッドレスに無事に変更できメンテナンスも終了です。
冬は赤い車体に白いホイールで走ります。
夏タイヤも綺麗に洗い春まで冬眠です。
今回から冬眠中は空気圧を100キロパスカルくらいに落として、洗ったタイヤが乾いてから梱包用ラップでトレッド面をぐるぐる巻きにして保管してみます。
ワゴンRのスタッドレスは令和3年11月28日に走行距離94893キロで行いました。
まとめ
今回は冬の準備で愛車ワゴンRスティングレーT4WDのスタッドレスへの交換を行いました。
ホイールは夏タイヤはTE37KCRの16インチで冬タイヤはTE37の14インチと同じRAYSのボルクレーシングのホイールです。
タイヤ交換は年に2回しか行いませんのでタイヤを外した時にはタイヤハウス内を点検します。
各部ゴム部分や樹脂部分にラバープロテクタントスプレーしてひび割れや破れを防止します。
そんな風に交換時にメンテナンスを行いました。
冬の準備もこれでOKですが、あとはあまり雪が降らないように祈るだけです。
ではでは・・・
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