車検も近い愛車ワゴンRですが車検屋で事前に見て貰った際にスタビライザーリンクのブーツ破れがあると指摘され、このままでは車検に通らないのでスタビライザーリンクを交換しました。
車にはゴムブーツで覆われた接合部が何カ所かあり、それが破れると車検は通りません。
スタビライザーリンクは一体部品なんで取り替えるだけですが、その際の注意点や見ておきたいポイント等詳しく紹介してるんでご覧下さい。
スタビライザーって何?
先にスタビライザーについて説明します。
全車ではありませんが車は特にフロントはスタビライザーと呼ばれる左右のサスペンションを繋ぐ棒が付いてます。
この棒は車両の傾きを抑える効果があります。
左カーブ曲がると右のサスペンションが沈み左は伸びる方向にサスペンションが動き車は傾きますが、これをロールと呼びます。
このロールを抑えるのがスタビライザーです。
先ほどの左カーブで右側のサスペンションが沈んだ時に左側サスは伸びようとしますが、これを少し伸ばさないように抑えようと作用します。
スタビライザーは左右を繋ぐ棒ですが、この棒とサスペンションのダンパーやロアアーム部分を繋いでるのがスタビライザーリンクになります。
破れたスタビライザーリンクを外す
黄矢印の棒がスタビラーザーリンク(以下スタビリンク)になります。
赤矢印はスタビライザー本体になります。
スタビリンクはスタビ本体と赤いダンパー部分を繋いでるのが判ると思います。
スタビリンク下部のゴムブーツ部分(黄矢印)がパックリと破れてるのが見えます。
赤矢印がスタビ本体で緑矢印がドライブシャフトです。
スタビリンクを外しますが14㍉ナットを緩めるのに5㍉六角をボルト部に挿して供回りしないようにします。
実際にはナットは固く持ってるメガネレンチでは緩まなかったのでボルト部分に潤滑剤(CRC等)吹付けて長めのラチェットに14㍉ソケット付けて緩めました。
最低でも30㌢以上の長さのメガネレンチかラチェットかブレーカーバーが要りますね。
ナットが緩んだら板ラチェットを使うのが仕事が早いですね。
外れました!
パックリ穴が空いたスタビリンクのゴムブーツです。
ゴムブーツは中にボールが入っててグリスで潤滑されスムーズに動くようになってます。
タイロッドエンドブーツやロアアームジョイントブーツ部が破れるとグリスが出てボール部分に砂やゴミが入り動きを妨げ、更に放置するとボール部分が摩耗してボール部分も交換を余儀なくされます。
スタビリンクは大概アッセン交換なんで手間や値段は同じですが、他のブーツ部はボール部分も交換となると手間も修理費もかさみます。
スタビリンクを取り付ける
今回買ったスタビリンクです。
純正品と全く同じ形状でナットのサイズも同じです。
以前MH23Sで交換した際はナットサイズが純正品は14㍉で車外品は17㍉になってて違和感を覚えましたが、今回は同じでホッとしました。
外したスタビリンクのナットは普通に座面もツルツル仕上げでしたが、新品スタビリンクに付属のナットは座面がギザギザ加工がしてあり緩み防止仕様になってます。
スタビリンクをダンパー穴とスタビ穴に合せ締めます。
ここでも供回り防止に六角5㍉と板ラチェット14㍉でそこそこ締めてから長いラチェットで締め込みます。
ハイ、元通りに組めました!
今回ラバーが破れてたのは右側だけだったんですが、予防も兼ねて左右とも交換しました。
左右とも同じ作業なんで左側は省略します。
これにてスタビリンク交換作業は終了です。
ブレーキパッドの残量を確認
スタビリンク交換でタイヤが外れた状態なんでついで普段見えないブレーキパッドの残りも確認します。
まずは右側ですがパッド内側はキャリパーの穴からの確認となります。
黄線がブレーキローターで、赤線が内側パッドの残り、青線がパッドのベース部分、黄緑線がキャリパーのピストンです。
パッドの残りも測ってませんが3~4㍉程はありそうなんでOKとします。
車検屋さんではパッドも残り少なそうに言われました。
2年後の車検まで何もしない方は今回交換をした方が良いかも知れませんが自分で交換する私は今回交換は(たぶん)しません。
実はローターもパッドも買ってあるんですがね!
交換は近い将来行いたいと思います。
今度は右側アウト側パッドですがピンボケ気味ですが3~4㍉はありそうなんでこのまま車検受けますね。
車検は基本制動力が出たら通るので1㍉とかでも残ってればその場では通ります。
今度は左側ブレーキ内側パッドですが、赤線がパッド残りとなります。
たぶん3~4㍉程は残ってそうですね。
余談ですが車のブレーキパッドは厚みが1㌢程はありまして乗り方にもよりますが5~8万キロ位は保ちます。
私的には10万キロは保ちそうです。
以前フリードのパッドを88000キロで交換した記事でパッドの残りが見れますので100000キロ保ちそうって根拠が見れます。
左側ブレーキパッドのアウト側も黄線の感じで3~4㍉は残ってそうです。
こんな感じでついでにパッドも見てみましたが、私のワゴンRは純正のローターと比べてちょっと大きめのスイフト用のローター&パッドが入ってるんで何万キロ走ってるのか(中古品なんで)は正直判りません。
備忘録
今回のスタビリンク交換は2022年7月13日に走行距離105267キロでの交換となりました。
まとめ
今回は愛車ワゴンRスティングレーのスタビリンクを交換しました。
来月車検になるんで事前に車検屋さんで見て貰った際に指摘されての交換です。
スタビリンクは結構な固さで締まってるんで長めの工具で緩めました。
外品パーツを使いましたが形状も色も純正品と同じで問題なく取り付けられました。
ついでにブレーキパッドの残りも見ましたが当分問題無さそうでした。
スタビリンクも(たぶん)5~10万キロに1度の交換ですので又長く安心して乗れそうになりました。
ではでは・・・
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