2020年8月に納車になった愛車ワゴンRスティングレーTですが、8月に車検を迎えるに当たって車検用整備で今回はクーラント交換を行いました。
クーラントはたぶん4年位換えなくても壊れないと思いますが、長く快適に壊さず乗るために交換しました。
抜き方や入れ方、注意点なども含めて詳しく紹介してるんでご覧下さい。
クーラントって何?
「クーラントって何だ?」って方のために簡単にですが紹介します。
クーラントとはエンジン内部を冷却してる液体で、寒くても凍らずエンジン内部を錆からも守ってます。
クーラントが普通の水なら冬場に凍ってエンジン内で膨張してエンジンが壊れます。
錆も発生してやっぱ壊れるでしょう。
それを防いでます。
他にも消泡作用とか色々ありますが凍らないことと錆びさせない事が重要でしょう。
交換時期は新車等はスーパーロングライフクーラント(SLLC)が入ってて7年とか10年とか無交換で走れる車も多いです。
普通のロングライフクーラント(LLC)は2年に1度の交換が多いですが、これは車検が2年に1度ってのが影響してる気がします。
実際にはLLCでも4年とかは交換無しでも壊れないと思います。
我が愛車ワゴンRスティングレーTは2020年8月の納車時にクーラント交換されてますがSLLCかLLCなのか分からないので今回ハッキリさせる為にも交換してみます
クーラントを抜く
クーラントはラジエター下部から抜くんで車体下スペースを確保するために自作スロープ(10センチ)に載せて車体を上げます。
車両前方からバンパー下(ラジエター下)を覗くと穴があり、更に奥に穴があってここからクーラントが抜けます。
サービスマニュアルでは内径7㍉のビニールホースを用意とありますがそんな内径のヤツなかなか売ってないので内径8㍉のビニールホースを用意します。
ホームセンターで切り売りしてるんで20センチほどはあった方が良いでしょう。
ビニールホースを先ほどの穴に挿して地面にはクーラントを受けるための容器を用意します。
3Lも抜けないので車体下にスペースがあればバケツでもOKです。
ビニールホースを挿した上にはプラスチックのドレンプラグがあるので少しづつ緩めます。
ドレンプラグを緩めて行くとチョロチョロとクーラントが排出されます。
ドレンプラグを多く緩めるとドレンプラグは外れホース以外からも出る(これが普通の抜き方だが)んで適度に緩めましょう。
この時ラジエターキャップ緩めて外すと多少勢いよく抜けるようになります。
傾斜地なんで片寄って溜まっていきます。
この状態で数分待ってるとクーラントも抜けます。
クーラントチャージャーの設置
クーラントチャージャーをラジエターキャップ外した部分に設置します。
色々種類があるんで合うキャップとパイプを探して組みます。
長いパイプ繋いで溜める部分付ければクーラントチャージャーの設置は完了です。
クーラントチャージャーはペットボトルで代用する方もおられます。
多少経を合せる等の加工も必要なんでクーラントチャージャーの方が簡単で安全に思えます。
リザーバータンクを外す
インタークーラーのホースを取ってリザーバータンクを外します。
黄色丸の10㍉ボルト2本外したら取れます。
ここで紹介リザーバータンクとは?
ラジエターにはリザーバータンクが付いてて水温が上がるとクーラントが膨張してリザーバータンクの方へ熱いクーラントが流れます。
車両を止めて水温が下がってくると膨張していたクーラントも元の量に戻りリザーバータンクからラジエターに吸い込まれます。
なので熱いクーラントは蒸発もするのでリザーバータンクに膨張して逃げたクーラントも湯気となって蒸発して少しづつ減ります。
この前交換した我が家のフリードは11年間12万キロ走っての交換でしたので抜けた量より1Lは余分に入り11年間でそれだけ蒸発していたことにビックリしました。
記事は↓
リザーバータンクが取れました。
中のクーラントは少し減っててアッパーとロワーの間くらいでした。
何時かわ忘れたがリザーバータンクのクーラントが減ってたんで補充しましたがこれだけ減ってます。
補充しない方はやっぱり2年に1度は交換か補充をした方が良さそうですね。
抜けたクーラント量を調べる
抜けたクーラント量を量ってみましょう。
リザーバータンクは0.18Lくらいでした。
尚、サービスマニュアルによるとMH34Sターボ車はクーラント全量で3.4Lとなってて内0.37Lがリザーバータンクで残り3L程がエンジン内やラジエター内やヒーター内みたいです。
ホースからのクーラントも抜けてドレンプラグを締めときます。
ラジエター下部から抜けた量は2杯で2L+画像の3杯目が0.5Lで2.5L程でした。
よってエンジン内に0.5L程抜けずに残ってることになりますね。
私は毎度オイルでもフルードでもクーラントでも計ってます。
抜けたクーラントは毒性もあるんでガソリンスタンドや車屋さんで引き取ってもらいましょう。
クーラントを入れる
家にあったクーラントを入れましょう。
画像左はスーパーロングライフクーラント(4年タイプ)で希釈無しで使うタイプで50%濃度くらいになってるはずで、本来これ使って入れようと思ったが2.5L程抜けたんで足りません。
足らないと困るんで画像右の普通のロングライフクーラントで希釈して使うタイプで混合で使います。
LLCは0.6L程原液がありました。
普通の水道水を0.7L程用意してジョッキ内で40~50%濃度のクーラントにします。
私の地方は冬でもマイナス10度にもならないので30%濃度でもOKでしょうが余裕見て作りました。
LLCを入れて行きます。
LLCだけでは足らずSLLCも入れてクーラントチャージャーに少し溜まってこんな状態になればエンジン掛けます。
画像中央のラジエターホースをモミモミしたりして途中に溜まってるエアを抜いて行きます。
ヒーター内のクーラントも循環させるためにエアコン温度はマックスにします。
ファンは最小くらいで回して水温が上がった際に手を当てて分かりやすくした方が良いでしょう。
水温が上がってくるとポコポコとエアが上がってきます。
水温も80度の超えてエンジン内部のサーモスタットが開き出すとクーラントがエンジン内部を完全に回り出しラジエターに戻ってくるようになります。
するとクーラントも一気に減って更にクーラントチャージャーに注ぎます。
アイドリングでは水温も上がりにくいのでカメラの1脚を用意し、アクセルを踏んでる状態にして2000~3000回転で水温を早く上げます。
水温も90度を超えて細かい泡が上がってきて95度くらいになると電動ファンが回ります。
電動ファンが2度回ればエンジン切ってこのまま放置して水温が下がるのを待ちます。
10分くらいで70度くらいまで下がりクーラントチャージャー内の膨張していたクーラントの水面も下がりラジエターに吸い込まれていきます。
水温を下げる時間を利用してリザーバータンクにクーラントを充填します。
画像はジョッキの蛇腹ホース部分とクーラントに付いてた蛇腹ホースで繋いで長くしてます。
リザーバータンクのアッパーレベルまでクーラントを注ぎます。
注いだらリザーバータンクの蓋も忘れずに付けましょう。
水温が下がって行くに従いクーラントチャージャー内のクーラントの水位も下がりパイプ内だけになりました。
ここで外してたインタークーラーホースも取り付けてます。
ここまで下がればクーラントを少量足して一杯まで入れます。
ラジエターキャップを締めて完成になりました。
ホンマは水温上げる下げるを繰り返しながらクーラントを足しますが、時間が掛かるので交換後は冷えてるとき(朝など)にラジエターキャップ開けてクーラントが減ってれば補充します。
今回の作業は2022年6月5日の朝8時半から行いました。
走行距離103516キロでの交換となりました。
2日後のクーラント量点検
クーラント交換から2日後(6月7日)の朝のクーラント量の点検をします。
まだエンジンも掛けてない常温の状態での量になります。
ラジエターキャップ取ってみても減ってる様子は無いですね。
ここで減ってるようならクーラントを足します。
リザーバータンクもFULLラインまであるようで減ってないです。
こんな感じで数日間に1回を何回か見れば大丈夫でしょう。
これは気が済むまでやりたい方はやりましょう。
私の場合あと1週間後くらいに見て終わりにしますね。
まとめ
愛車ワゴンRスティングレーTが納車された時に車屋さんでクーラント交換をされてますが、今年8月に車検を迎えるのでクーラントを交換しました。
用意したクーラントはそのまま入れれるスーパーロングライフクーラント(ブルー)と希釈して使うロングライフクーラント(グリーン)を混合で使用しました。
クーラントチャージャーを使いクーラントを入れて、エンジン掛けて水温上げて電動ファンが2度回れば出来たことになります。
クーラントは膨張して水位が変わるので数日間は冷えた状態の時(朝等)にクーラントをラジエターキャップを外し入れて様子を見ることが大事です。
次回は2年後にやります。
ではでは・・・
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