今回はフリードの破れてるスタビロッド交換と夏タイヤへの交換を行いました。
スタビロッドの破れは昨年11月にスタッドレスを履くときに気づいてましたが春まで引っ張りました。
スタビロッドの交換方法と夏タイヤへの交換時に見ておきたいポイントも詳しく紹介してるんでご覧下さい。
スタビロッド取り外し
今回はフリードのスタビロッドの交換を行います。
まずはジャッキで上げるのでスロープに載せて車体下スペースを確保してジャッキを入れます。
インパクトレンチでナットを緩める方はジャッキで上げてからでOKですが、今回はジュラ製ナットを使ってるためこの状態でナットを緩めてからジャッキアップします。
ガレージジャッキを使いますがフリードの場合はフロント車軸より奥にジャッキポイントがありそこにジャッキを掛け上げます。
余談ですが安物ジュラ製ナットのアルマイトは酷い場合取り付けて1ヶ月ほどで色が薄くなって残念な気分になりますが、画像のゴールドアルマイトはオッティ時代に買った物でオッティで数ヶ月(忘れた)使って、今回フリードで4ヶ月ほど青空駐車で使ってましたが色の変色はありませんでした。
赤や青は直ぐに色あせますがゴールドでも良いよって方にはお勧めします。
ナットを外しタイヤを外します。
今回取り替えるスタビリンクは赤線で囲った部品で、「スタビってなんだ?」って方のために説明します。
スタビライザー(以下スタビ)は左右の足回りを繋ぐパーツで、例えば右コーナーでは左側に車体はロール(傾き)しますが、これは左が沈んで右が浮いた格好でロール(傾き)が出ます。
スタビは左右の足回りを繋ぎ例えば、右コーナーでは左の足回りが沈めば反対の右の足回りは浮き上がろうする力が働きますが、スタビが左右を繋いでるおかげで沈む方向の力が伝わり浮き上がろうとする力を少なくしてロール(傾き)を押さえようとします。
左右とも沈み込むブレーキ時やバウンド時にはスタビは効かず乗り心地は良いままで過ごせ、足回りを固くしないでも姿勢を水平に保とうとします。
文章で書くと難しいですがロール方向姿勢安定装置で良いでしょ。
昨年11月のスタッドレス取付時に見つけたスタビロッドのゴムの破れですが、スタビロッドの下側(赤丸)が破れてました。
でもその時見つけたのは左側で画像は右側スタビロッドで破れてました。
普通は見つけた1本しか買わないスタビロッドですが、こんなこともあろうと左右とも買ってましたので交換します。
スタビロッドはセンターのボルトに6角レンチ挿して回り止めしてメガネレンチ14ミリで緩めて外します。
フレアナットレンチやクローフットレンチがあればちょっとだけ簡単に回せますが、持ってませんし上側に至っては板ラチェットも入らずメガネレンチかフレアナットレンチしか使えません。
スタビロッドの取り付け
今回2本買ったスタビロッドで形状が同じか比べてます。
長さがあってれば大丈夫ですね。
赤いラインが入ってちょっと格好良い外品ですが、純正は噂では1本4000円とかはするんで1本分で2本買えました。
外した逆の手順で組めました。
締め付けトルクはサービスマニュアルによると上側は29Nm、下側が38Nmです。
タイヤ外した時に見ておきたい箇所
せっかくタイヤ外してるんでタイヤハウス内で見ておきたいポイントをまとめました。
ブレーキパッド外側は外側からも見れますが、イン側パッドはキャリパーの穴からみて赤線の部分がブレーキパッドの残りになり以前換えたんでまだまだあります。
ドライブシャフトブーツにも破れが無いか見ておきましょう。
この部品も以前はゴムで10万キロも持ちませんでしたが、今は樹脂っぽいヤツで10万キロ以上余裕で持ちます。
画像下の方のロアアームジョイントブーツにも破れが無いか見ておきますが、これも以前換えてます。
タイロッドエンドブーツも破れて無いか確認しますが、これも以前換えてます。
呉工業のラバープロテクタントでゴム部品に吹き付けてメンテナンスします。
ゴム部品が濡れたようなツヤが出て保護出来たっぽい感じになりました。
これで片側出来ました。
続いて左側ですが私の使ってる照明の紹介です。
バッテリーの小型の照明もありますが、大きめの作業時は有線のLED照明使ってましてサイズは120センチあります。
明るく照らせて便利ですよ。
これがスタッドレス取付時に見つけたスタビロッドの破れになります。
やっぱ下側が破れるんですね。
上側はメガネレンチしか入りませんが下側ならメガネレンチで緩めて板ラチェットが使えます。
しかし右側はすんなり出来ましたが左側はナットが固かった!
以前も何かの車でやたら固かった覚えがあり覚悟はしてました。
パックリ口が開くように破れてます。
ブレーキパッドの残りも見ておきましょう。
赤線がパッドの残りになります。
左側も出来て左右完了です。
今回のスタビロッドは純正に比べて赤いラインが入ってて換えてるのが分かります。
タイヤハウス内の点検ですがスプリングの内側のラバーにも破れが無いか見ておきますが、これも今では樹脂っぽい部品で破れなさそうですね。
ゴム部分にラバープロテクタント吹き付けてスタビロッド左右交換及びタイヤハウス内点検も完了となりました。
夏タイヤの用意
夏タイヤへ交換します。
タイヤは事前に空気圧等見て用意してました。
タイヤはミシュランのエナジーセーバーで中古品で去年の春から使ってまして2シーズン目の使用となります。
残り溝の深さを測って溝が多い方から右前、左前、右後、1番減ったヤツが左後に取り付けます。
残り溝測ってどこに付けるか決めてます。
リア左用で空気圧は2.6Kです。
リア右用です。
フロント左用です。
1番溝が残ってる分をフロント右に取り付けます。
フロントタイヤの取付け&メンテナンス
ホイールが当たる面が錆びが出てて汚いなぁ~
真鍮ブラシで少し磨いてマシになったのか?
この後フロントの取り付けしましたが、タイヤを取り付けてタイヤを回してみて異音がしないかゴロゴロした感じが無いか確認します。
異音がする場合はハブベアリングの異音の可能性がありますので車屋さんで交換して貰いましょう。
またタイヤを揺すってみてガタが無いかも見ておきます。
リアタイヤの取付&メンテナンス
リアをジャッキで上げますがフリードはリアアクスル中央に掛けて上げてます。
リアのドラムにナット取り付けて手でドラム回して異音がしないか?回してゴロゴロした感じが無いか確認中の画像です。
回した際に音が出てたらリアハブベアリングの以上が疑われますが、ドラムにブレーキシューが当たる音もしますので間違えないようにしましょう。
またタイヤを取り付けて揺すってみてガタが無いかも見ておきましょう。
ホンダ車は純正アルミや純正鉄ホイルもナットが特殊で赤線の角度が球体になってて画像のような専用ナットが要ります。
外品アルミや外品鉄ホイルは普通の60度テーパーナットを使います。
最後にトルクレンチで108Nmで締めて完了です。
画像はスナップオンのデジタルトルクレンチでアホかって思えるほど高価ですが、「16本締めましたよ~」って液晶で教えてくれます。
備忘録
今回フリードのスタビロッド左右交換と夏タイヤへの交換を2023年3月18日に走行距離128830キロで行いました。
まとめ
今回フリードGB3フリードの破れてたスタビロッドの交換と夏タイヤへの交換を行いました。
昨年スタッドレスタイヤへの交換時に左のスタビロッドが破れてるの気づいてましたが、その時には交換せず春まで引っ張りました。
実際に作業してみると右も破れてて、距離も走ってるし左右とも交換しようと両輪用買ってたので問題なく作業できました。
スタビロッドは何回か他車で交換したことあり錆びて固いナットも経験済みでしたが、比較的フリードはサクサクと交換できました。
夏タイヤを付ける前にタイヤハウス内の点検&メンテナンスをしてタイヤも交換して終了となりました。
これで11月いっぱいまではこのスタイルで走れます。
ではでは・・・
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