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DIXCEL製ローター&パッド+キャリパー交換【MH34S】

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今回は暖かくなったので愛車ワゴンRスティングレーTへの夏タイヤへの交換と、以前から買ってあったDIXCELのブレーキローター&パッドをこの前オーバーホールしたスペアキャリパーと共に組んでみました。

基本ボルトオンなんで難しいことはありませんが、組むときのグリスの塗り方やトルク等詳しく紹介してるんでご覧下さい。

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DIXCELブレーキローター&パッド

今回ワゴンRのブレーキローター&パッドを交換するんですが、ワゴンRのローターでもパッドでもありません。

以前の記事を見て貰えば分かりますがスイフト用やKei用のローターでパッドもスイフト用になります。

純正流用で大径ローターになってまして、それ用のローター&パッドになります。

今回組むDIXCELのローター&パッドです。

ワゴンR用ではありませんので純正比1インチ大径ローターになります。

品番もありKeiワークス用です。

MH34S用DIXCELローター&パッドはセットは↓でお得価格になってます。

パッドはHT81Sスイフト用がローターに当たる面積がKei用より広く納品伝票ではコペン用となってました。

コペンもスイフトも同じパッドなんですね。

余談ですがMK53Sスペーシアもこのパッドみたいです。

ローター径も同じですね。

パッドの形状も同じですね。

形状があってるので作業に入ります。

純正ローター&パッド&キャリパーの取り外し

ジャッキで上げてタイヤを外します。

アルミナットで自分で塗装してるんで傷防止にコンビニ袋被せてナット緩めてます。

涙が出るような苦労をして取り外しても塗装は少しずつハゲてきます。

タイヤ交換だけならウマは掛けませんが今回はブレーキ関係なんで高トルクで緩めたり締めたりがあるんでウマで車両を支えます。

キャリパーの取り外し

キャリパーのオーバーホール時に取り付けたMH34S純正ローター&パッド&キャリパーを外していきます。

黄色丸はブラケットボルトで2面幅17ミリ×2本(締め付けトルク85Nm)、赤丸はキャリパーボルトで2面幅14ミリ×2本(締め付けトルク26Nm)、緑丸はブレーキホースバンジョーボルトで2面幅14ミリ1本(締め付けトルク23Nm)です。

ブレーキホースから外しますが普通にホース外すとブレーキフルードがダラダラ垂れてフルードが空になると組み替え後のエア抜きも大変です。

なので画像の工具でホースをつまんで最小限のタレで済ませます。

この工具はブルーポイントで無駄に高いのでもっと安いのでOKだと思いますが、コレ握るだけで固定できて使いやすいと思います。

フルードは止めたんで2面幅14ミリバンジョーボルト緩めます。

緩めたらフルードが多少漏れますが、それよりキャリパー側からも漏れるんで廃油受けを用意します。

私の場合冷凍パスタのナイロン皿使って受けました。

2面幅14ミリのキャリパーボルト2本緩めて外します。

これでキャリパーが取れました。

ブラケットを外す

キャリパーの次はブラケットを外します。

2面幅17ミリボルト2本緩め外します。

85Nmで締まってるんで結構固いです。

ブラケットにパットは載ってるんでパッドごと外れました。

ローターを外す

ローターはハマってるだけなんで手前に引っ張れば外れるんですが、サビで固着してる場合にはローター裏面からハンマーで手前方向に軽めに叩くとか、黄色丸の穴にM8ボルトねじ込めば浮くように外せます。

今回は1ヶ月前に取り付けたローターだったので簡単に手前に引っ張れば外れました。

画像のハブの十字になった平面が錆びてるのでローターが固着します。

真鍮ブラシで軽めにサビを落としましょう。

これでキャリパーとブラケットとローターが外せました。

スペアキャリパーの最終整備

先月オーバーホールしたスペアキャリパーです。

キャリパーは同じように見えても左右がありエア抜き用のブリーダーボルトが上を向く方向で組みます。

画像のキャリパーが右用です。

基本シングルキャリパーモデルはピストンが車両内側になっててコの字型した方が外側です。

こっちのキャリパーは左用なんで間違えないようにします。

組む前におまじないで整備します。

ピストンに被ってるダストブーツ内側にスプレー式のラバーグリース吹き付けます。

なので少しだけピストン出した方がやりやすいので万力に固定してエアでピストン出します。

少しづつエア出してピストンを出しますが、勢いよくエア出すとピストンが外れ又嫌な出すとブーツをくむことになるんで慎重に作業します。

この程度ピストン出してダストブーツを先が尖ってない工具でめくり隙間を造りスプレーしてピストンのサビを防止します。

画像のような専用工具があれば傷を付けないように作業もしやすいです。

画像はスナップオンのヤツですが形状が同じならやりやすいはずです。

この作業後はピストンを押し込みます。

使ったラバーグリスはこれでリアのドラムのシュートバックプレートの当たる面にも使えるヤツです。

ラバーにも金属にも行ける不思議なスプレーグリスです。

パッドの注意点

今回使うブレーキパッドは黄色丸のウエアインジケーターの金属が1コしか付いてません。

普通は4コの内2コ付いてると思うんですが・・・

尚ウエアインジケーターとはパッドが減って限界まで減ると金属がローターに触れて「キーキー」音が出てパッドの減りを教えてくれる部品です。

取説にはセンサーとなってますが1コのヤツや2コのヤツや4コのヤツがあるみたいで、今回の場合1コなんで右前ブレーキの内側に付ける指定になってます。

ローター、ブラケット、パッド、キャリパーの順番で組む

ローターを脱脂してから車両にはめます。

はめるだけで固定とかは無いです。

ブラケットのパッドが載る金属プレートに付属のブレーキグルスを塗りますがパッドにも塗るんで不要かも・・・。

グリスは以前やったアルトの時の残りを使ってます。

1コの付属のグリスで3台は組めそうな量になってます。

ブラケットを2面幅17ミリボルトで仮組みます。

パッドにもグリスを塗ります。

金属プレートに触れる部分で上下とも塗ります。

パッドを組みます。

画像は右前前輪でインジケーター付きパッドを取説通りに内側に付けてます。

ブラケットの2面幅17ミリボルトを85Nmで締めます。

今回トルクレンチで締めますが8.5Nm~85Nmまで幅広いトルクで締め付けるんで普通なら2本トルクレンチが要ります。

しかしスーパーウルトラ値段が高いがスナップオンのデジタルトルクレンチなら1本で6.8Nm~168Nmまでなんで全てカバーできて助かります。

スナップオンは最寄りのバンセールスから買いましょう!

キャリパーも組みますがピストンにはめるカバーにも外側だけグリスを塗ります。

画像では分かりませんがピストン本体にも塗ってます。

外側のパッドが当たるコの字の面にも塗ります。

キャリパーを組みます。

キャリパーボルトは2面幅17ミリで26Nmで締めます。

形になってきました!

ブレーキホースをキャリパーに取り付けますがバンジョーボルトには新品ワッシャー2枚要ります。

この2枚でブレーキホースを挟む様に組みます。

こんな感じで2枚でサンドイッチして組みます。

バンジョーボルトは2面幅14ミリで23Nmで締めます。

ここでやっとブレーキホースつまんでた工具を外しフルードがキャリパー内に入っていきます。

このブレーキホースクランプの工具は1コしか持ってないので右側が出来てから同じ作業を左側を行いました。

締め付けトルクはサービスマニュアル見てプリントアウトしてます。

スズキのCD版サービスマニュアルも現行windowsが対応してないんで困ってる人向けに又記事にて使い方載せますね。

ブレーキのエア抜き

左右両輪ともローター&パッド&キャリパー交換できたら今度はブレーキフルードのエア抜きです。

エンジンルーム内のブレーキフルードが入ってるタンク(リザーバータンク)を開けます。

キャリパー交換してるんでキャリパー内はフルードが入ってないので、何度かブレーキ踏んで多少でもキャリパー内にフルード入れたの量が現状です。

今回のエア抜きは1人って事もありコンプレッサーを使った負圧を利用したエア抜きです。

ブリーダーキットを取り付けます。

ブリーダープラグにホースを挿してエアホースを繋ぎブリーダープラグをスパナ10ミリで緩めて握りを握ればフルードがホース内に出てきます。

ホース内見てても「チュチュチュチュ」って感じでホース内を流れて出てきます。

ブリーダープラグは半回転以上緩めたら出が良くなりました。

この時エンジンルーム内のリザーバータンク内のフルードが無くならないように気にして作業します。

キャリパーのブリーダープラグからフルードは抜けていってるんで確実にフルードはリザーバータンクから減ります。

減ったら注油をしながらエア抜き作業はします。

私は右側やって左側やってを2回繰り返しました。

エア抜きが終わったらブリーダープラグを10ミリで8.5Nmで締めます。

このブリーダープラグを締めるときですが多分トルクレンチ使ってなかったらもっと緩く締めてたと思います。

スナップオンのデジタルトルクレンチは6.8Nm以上で測れるんですが、1Nmの単位でしか設定出来ず9Nmに設定してから数値見ながら8.5Nmにマニュアル締めしたんですが、なんとも8.5NMの割に結構締まってビックリしました。

あとブレーキフルードは塗装を侵すことがあるんでパーツクリーナーや水でシッカリ流してゴムキャップ取り付けたら完了です。

最後にリザーバータンク内のMAX位置までフルード入れて蓋閉めます。

量が分かりにくい場合は画像のように見てる反対側からライトで照らせば量が分かりやすいです。

MH34SワゴンRの場合MAX位置はこの位です。

コレにて作業は完了です。

エンジン掛けてブレーキに踏み代があるの確認して試運転します。

確実にブレーキが効くか何度か50センチ走るたびにブレーキ踏んで効きを確認して試運転に出かけます。

新品ローター&パッドなんで当たりがまったくついてないので何度も強めにブレーキ踏んで当たり出しをします。

今回は普通に最初から効きも確認できましたのでOKとします。

備忘録

今回の作業は2023年3月12日に走行距離116573キロで行いました。

もう雪も降らないだろうと思いブレーキ関係チェンジしたんですが、この後スタッドレスから夏タイヤへ換えて誰もが気になることも検証しました。

それは次回の記事にいたします。

まとめ

今回は以前キャリパーオーバーホールしてたスペアキャリパーと、昨年夏に買っていたDIXCELのブレーキローターとブレーキパッドに交換しました。

基本全てボルトオンなんで困ったことも無かったですが、ブレーキだけに慎重に組みました。

しかし全て新品って気持ちよいですね。

でもエア抜きだけは何回やっても「もう良いんだろうか?」と思えて毎回不安な気持ちになります。

新品で当たりってもんがついてないので慎重に試運転しましたが、特に走り出しから普通に効いて「当たり付けなんて」って大げさな気持ちになりました。

これで又当分気持ちよく安心して乗れる車になったと思いました。

ではでは・・・

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